里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

厳寒期の小カブが美味い

2025年01月13日 | 畑:根菜類

当地、先週9日から10日にかけ今冬初めての積雪となりました。
朝方に3、4㎝と言ったところで翌日までに畑の雪はすっかり消えました。
いよいよ厳寒期を迎え小カブが一層美味しくなっています。
11月半ばに肥大の良いものから間引きを兼ね穫り始め、11月末からは本格的な収穫に入りました。


品種は「耐病ひかり」。
昔から作っていますが、大きくなっても美味しいので作り続けています。
暖冬だった昨年に比べると今年は寒い。とは言っても平年並みと言ったところではあります。
しかし、ー5℃くらいまで下がる日も出てきました。
年内は蕪が葉に隠れて見えにくいので葉をかき分けながら穫っていました。
盛んに穫り続けてきたので、今は上から覗くだけで見えるようになってきました。


積雪もあって葉は垂れ気味、やや黄ばんできました。これが低温に晒され続けている証左です。


作物は厳しい寒さに当たると体内に糖分を蓄え身を守ろうとします。
そうすると一段と甘味と旨味が増し美味しくなるのです。
初めやや密植気味から穫り始めましたが、今はほぼ十分な株間になっています。


それでもまだこのように少し近いところもあるので、まだ一方向からでなく株間と大きさを見ながら穫っています。


小カブの蕪は殆どが地表に出ているため強い低温では凍害を受けます。
若干凍った跡が見える蕪も散見されます。
「耐病ひかり」は大蕪になっても美味しいとはいえ、次第に繊維質を感じるようになります。
我が家では専ら浅漬けなので美味しく食べられるのはやはり今。


小カブらしい舌触りに加え甘味や旨味を味わうことが出来ます。
助っ人は煮物や汁物にもよく使うらしく、遅くなっても気にならないと言います。


数個穫ってみます。


洗ってみます。


純白の蕪は食欲をそそります。
蕪だけでなく茎葉の旨味も増しており、浅漬けには適量の茎葉が欠かせません。
我が家では毎食のように小カブの浅漬けが食卓に上るのが習慣化しています。