本画仙 色紙
早春の河原や湿地によく見られる猫柳。
里山に春を告げる風物詩のようなものかもしれません。
春になると葉を出す前に枝先に白銀色のふっくらした花穂を着けます。
猫の尻尾のように見えることから猫柳と名付けられたと言いますが、納得です。
ビロードのようなその姿は思わず触って感触を確かめたいような衝動に駆られます。
猫柳には園芸種もあるようですが、可愛い花穂に似合わず柳は強い。
今、柳が沢山生えているのは耕作放棄された田んぼです。知らぬ間に柳が定着します。
もともと湿気っているため柳の生える条件にぴったりでたちまち繁殖します。
今や里山ではごく普通に見られる風景になってしまいました。
早春の風物詩も喜べなくなったのが現実です。
紙上で、個展は無理でしょうか?
猫柳の、何とも云えぬ風情・・・
好きな植物だけでなく、観る者を捉える絵には気持ちが通います。
田舎の何気ない風景に、心が飛びます。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
喜んでもらえればありがたいことです。
画は数が一定数になったところでチャンネルにまとめてみたいとは思っています。