里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギはやや小振りの苗を植え付け

2024年11月05日 | 畑:土物類

タマネギの苗を植付けました。
我が家では例年11月第1半旬、通常11月3~5日頃です。
タマネギは冬期間の生育が玉の肥大やトウ立ちなどに影響します。
従って、種播きと植付けの適期は地域により異なります。
マルチの有無でも生育の進み具合に違いがあるため、マルチでなければ1週間ほど早めます。
一般的に冬越し時に大きくなりすぎればトウ立ちしやすく、小さ過ぎれば小玉になりやすい。
当然天候に左右されるので如何ともしがたい部分はあるものの経験則に従って適期に行えば納得できるというもの。
昨年は暖冬だったため立派すぎる苗を植えて軒並みトウ立ちと言った畑が散見されました。
畑の方はキュウリとナス1畝を強制終了させ急ぎ準備しました。
施肥してあまり日数に余裕がないため繰り返し耕耘しました。多少の不安はあります。
降雨があり、適度の土壌水分になっています。


自信がないのはこちらの苗。種まきは9月8日。
品種はタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」。


そして、少しだけカネコ種苗の早生種「錦毬(きんきゅう)」


昔は2、3品種播いていましたが、近年は「ネオアース」1品種で賄っていました。
ただ、春の1ヵ月ほどが端境期になるので「錦毬」を昨年に引き続き試してみます。
昨年あまり良くなかったので変えようと思ったのですが、種が残っていたためという消極的理由です。
今年は肥料のやり方などを少し変えてみます。
昔ながらの苗作りですが、一言で言うと今年の苗は小さい。トウ立ちのリスクだけは少ないでしょう。
種播き後の発芽は揃って良かったのですが、その後度々の雨。
そのため不織布のトンネンル掛けを長くしたのが良くなかったようです。
葉色は淡く徒長、不織布を剥いだ後もなかなか清々とした感じになりません。
液肥を何回か施し、何とかそれらしくなってきました。
何時もなら揃った苗だけを植えるのですが、今年はそれほどの余裕はありません。
やや小振りながら根は白く綺麗なので、例年どおりの時期に植えることにしました。
これが「錦毬」。


これが「ネオアース」。品種による差はあまりありません。


マルチ穴に棒を使って植え穴を開けます。


イマイチの苗なので根が深く入るよう差し込みます。


この辺りが「錦毬」。元肥量を少し多めにしました。


植付け直後の苗はぐったりします。これはいつものことでしょうがありません。


下葉が多少枯れるのもやむを得ません。芯が立ってさえすれば大丈夫。
通常なら数日のうちには立ち上がってくるはずですがどうでしょう。
今回は助っ人がおり、短時間で植え付けは完了。


ざっと数えたところ植えた本数は450本ほどで目標より少なくなりました。
畝が短くなったようです。15%ほど早生種を植えました。
余った苗はしばらく補植用に取っておきます。
助っ人からはタマネギは野菜の中でも一番大事と言われています。確かに1作で1年間賄うので出来が悪ければ困ると言うものです。