里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

シュンギクの摘み取り収穫

2024年11月07日 | 畑:葉菜類

シュンギクは10月半ば過ぎから株間を広げながらの抜き取り収穫を開始。
1週間ほどでほぼ終わり、10月25日頃からは摘み取り収穫に移行しました。


シュンギクの栽培には抜き取り栽培と摘み取り栽培がありますが、我が家ではこれを併用しているのです。
品種は中葉春菊。
立ち性でわき芽が伸びやすいので本来は摘み取り栽培に適します。
今年は気温が高く生長が早まり想定したより1週間ほど移行の時期が早くなりました。
草丈が20㎝を越えてきた株から順次主枝(親茎)を摘み取ります。
収穫はかなり進み主枝の過半の摘み取りが終わっています。
したがって今は摘み取りが終わった株とこれから摘み取る株が混在しています。


一見生育が凸凹しているように見えるのはそのためです。
小さく見えるのは生育が悪いのではなくむしろ進んで摘み取りが終わったからです。
数日前に摘み取りが終わった株はこのように切り口が乾き、わき芽かなりが伸びてきました。


早いものはこのようにわき芽の茎葉が生長し間もなく摘み取りも可能になってきました。


まだ主枝の摘み取りの終わっていない株は草丈20数㎝でボリューム十分になっています。
この株を摘み取りしてみます。


株間が十分広ければ、普通は数芽残しで切ります。
株間が広くない場合は2、3芽残しで切るようにします。


切りました。


別の株で。


摘み取り後。


すでにわき芽が大分伸びています。このわき芽(子茎)が伸びれば、またこれを2、3芽残して摘み取ります。
芽を多く残せば本数は穫れますが、混みすぎて茎が細くなります。
茎の細いものはボリュームが少なく鮮度も落ちやすいので品質が悪いと見なされます。
あと1週間ほどで主枝の摘み取りはほぼ終わるでしょう。


主枝を摘み取った直後はわき芽は横に伸びていますが、次第に立ってきます。
主枝の摘み取りが終了する頃にはわき芽がぐんと伸び、摘み取り可能になっているはずです。
茎がしっかりしたボリューム十分のシュンギクが穫れました。


但し、シュンギクの最盛期はわき芽の摘み取りが始まるようになってからです。
摘み取り栽培では、主枝(親茎)を摘んだ後、側枝(わき芽)の子茎、孫茎と摘んで長く収穫を続けます。
ハウスで作っていた当時は冬期間も穫り続けることが出来ました。露地では何れ凍害に遭い傷んでしまいます。
孫茎まで穫りたいところですがなかなか難しい。小生はシュンギク好きなので少しでも長く穫りたいところ。