里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'24~最初の捻枝

2024年07月03日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは5月末と遅い開花ながら何れの株も本葉8、9枚で第1花房が着き、生育は概ね順調。
その後の開花も極端なバラツキはありません。


手前から2番目の株が奇形だったものの病気ではないためそのまま様子を見ていました。
第1基本枝は正常にはなりませんでしたが、その後はそれなりに生長しています。
全体的には現在第5花房が開花中と言ったところです。


ここで、連続摘芯栽培の最初の捻枝(ねんし)を行います。
生育の遅れている株に合わせ一斉に行うことにしたため、タイミングとしては少し遅れました。
まず、この株。株全体を撮るのは難しい。摘芯の終わった第1基本枝(矢印)には第2、第3花房が肥大中です。


誘引されただけで、すでに第1基本枝は斜め横を向いた状態になっています。
支柱に誘引されている枝(第2花房直下のわき芽)には第4花房が着果、第5花房が開花しています。
この第4、第5花房の着いている枝は、後に第2基本枝となります。
この第4花房の直下から出ているわき芽は支柱に誘引し伸ばしていきます。
この株の第1花房は肥大がほぼ完了、1週間くらいで色付いてくるでしょう。

今回、最初に捻枝するのがこの第1基本枝。


すでに第3花房がピンポン球くらいになっており、第3花房の先は2葉で摘芯しています。
捻枝のタイミングとしてはもう少し早い方が望ましい、
捻枝は枝の根元を押さえながらねじ曲げます。


樹勢が強めなので第1基本枝は少し太くなっています。そのため少々硬く強引にやるとひびが入ります。
無理に下向きまでせず横向き程度でもその後果実の重みで自然に下がってきます。
捻枝は下に折り曲げるのではなく、横に捻るイメージです。
捻枝されました。


別の株で。


片方の手で根元を押さえ別の手で捻るとやりやすい。
捻枝できました。


捻枝は晴天の午後、水分が少なく葉が少ししなっている時にやると容易です。
トマトは折れさえしなければ多少潰れたり裂けても大丈夫。
第1基本枝は少しやりにくいかもしれません。心配なときは横向き程度で良しです。
全て終わりました。


正面から見るとこんな感じです。


捻枝されたので第2花房の方が上になり、逆に第3花房の方が下になりました。


例年は梅雨時のため第1花房は灰かびで歩留まりが良くないのですが、今年は空梅雨。殆ど正常果です。
こちらは庭外れに植えているおまけの中玉トマト。


6月末から穫れ始めました。こちらは普通の1本仕立てです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿