これは、貯蔵しているたまねぎ。
品種はネオアース。昨年6月に収穫した後、乾燥のために玉吊りし、しばらくそのままで置いた後、取り込んで貯蔵したもの。貯蔵と言っても、単に風通しのいい日陰のところに常温で置いただけです。
例年より、今の時期としては残量が少ないです。これは一部生育が悪いところがあったためです。例年だと4月に入って芽が伸びだしてくる時期になっても結構残っているのですが、今年は足りなくなりそうです。
それにしても、このネオアースという品種は、貯蔵用として極めて優秀です。かつて、もう1品種作っていたのですが、玉伸びはそちらの方がよかったですが、品質や芽の出にくさではネオアースが勝ります。それで、今はこの品種一本です。
残っているものは、腐敗もなければ芽もまだまだ出そうになく、全く問題ありませんでした。
小かぶの収穫も間もなく終わります。今回は、冬囲いしている青首大根とのコラボを水墨画で描いてみました。今は葉の勢いは大分弱ってきていますが、元気なときのイメージで描きました。色紙のスペースの中での表現は難しいです。
モチーフはこちら。
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小かぶは、今こんな感じになっています。露地栽培ですから、大分傷みが目立ってきました。
家族親族で採り続けていますが、まだ、100株以上は残っています。
我が家では連日小かぶの浅漬けが食卓に出ています。私は小かぶの浅漬けが好きなので、毎食食べても飽きません。
しかし、間引き収穫から数えると、3ヵ月を超えています。この「耐病ひかり」かぶは大きくなっても味が落ちにくいのですが、さすがに、最近は硬さと繊維分を感じるようになってきました。
親族の中には、かぶの煮物を好む人もいます。煮物であれば硬さなどはほとんど問題にならないと思いますが、私は煮物はあまり好みません。よって、小かぶの収穫はそろそろ終わりにしようと思います。
チンゲンサイの今の姿です。
チンゲンサイも消費しきれずに、100株以上は残っているでしょう。
外葉は大分黄色になり、芯に近い部分の小さい葉が青く残っています。
外葉の黄色い葉をはずすとこんな感じになってしまうのはやむを得ません。
チンゲンサイの芯葉を広げてみると、肉眼で花芽を確認できます。例年と比べるとかなり早い感じです。
これからトウが伸びてきますが、チンゲンサイのトウはイマイチなので、ほとんど食べられることなく終わってしまいます。ということで、できるだけ今のうちに収穫したいところではありますが、好んで食べる人が少ないようです。
ターサイの今の姿です。
外葉の大きい葉はほとんど枯れ、芯に近い小さい葉だけが残っている状態です。
最近は他の野菜に嗜好がいき、あまり収穫されていません。100株をはるかに超える数が残されたままになっています。毎年のことながら、たくさん残されたまま終了となるでしょう。
今年は、暖かい日が多いので、肉眼でも花芽が見えてきました。
これから春に向かってトウが伸びてきます。ターサイのトウは体は大きくなりませんが、軟らかくおいしいので茎立ち菜(トウ立ち菜)として食べられます。
見てくれは悪いですが、アスパラ菜がまだ採れています。
この辺りで、今時、アスパラ菜を収穫するというのは過去に経験がありません。外葉は枯れ上がっていますが、新芽が元気よく伸び、すっと立っているのです。
売り物にできるとは思いませんが、食べるのに何の支障もないですし、その本数が半端ではありません
この辺りでは、アスパラ菜の収穫は年内が主で、年を越してもまもなく収穫はおしまいになるのが普通です。寒さが急速に厳しくなり、積雪もあるので、新しい芽は伸びても萎れて回復できなくなるからです。ところが、今年はそうならないのです。
まずもって今年は急激に低温になることがなく、しかも低温が続かないことが一番の要因です。そのため少し萎れるかなと思ってもすぐ回復するのです。また、アスパラ菜自体も、急激な低温には弱いものの徐々に低温に合うことで抵抗力が増していくのではないかと推測します。
それにしても、今冬の気候が今年だけのことなのか、これが常態化するのか、考えなければならない時代になったのでしょうか。今年はまだ一度もまともに雪が降っていません。この辺りでは今までに10センチ以上の降雪が何度かあるのが普通です。低温もここ2.3日ようやく低温らしい低温になったといった状況です。
何年か前、ある東北の試験研究機関が柑橘類の研究を真面目に考えていると聞いたことがあります。
しかし、自然現象に普通も異常もなく常に変化するもので、まして何か起こると想定外などと言ってしまうのは、我々人間のうぬぼれなのかもしれません。
これはらっきょう。
イマイチぱっとしませんし、たいした株数ではありませんが、作り続けています。18年前に亡くなった母が昔から作っていたものを何とか守っているといった状態です。
いったん止めてしまうと、種が絶えて復活は難しくなります。
少し早いですが、追肥と土寄せをしました。らっきょうの付く数と大きさは株の出来とほとんど比例するので、地力がもう一つのこの場所では追肥が欠かせません。
粒状の速効性肥料を施しました。
土が思いのほか軟らかく、管理機を持ち出すまでもないと思い、土寄せは鍬だけで済ませました。変則な2条植えなので鍬の方がやりやすいです。
少し水分不足なのでひと雨ほしいところです。
らっきょうといえば、甘酢漬けが定番ですが、私はあまり得意でないので、いつも妹が醤油漬けを作ってくれます。
春に向かってうまく育ってくれるといいのですが。
「竜のひげ」が「ヤブコウジ」とコラボしているところを墨彩画で描きました。
今、「竜のひげ」は、長く伸びた葉の中に隠れるように光沢のある紺の実を付けています。そして、すぐそばで「ヤブコウジ」が赤い実を付けているのも見ることができます。
ただ、「ヤブコウジ」の葉は濃い緑とは言えなくなっています。「ヤブコウジ」も元気なときのイメージで描いてみました。
竜のひげは蛇のひげともいわれますが、この辺りでは、もっぱら猫玉です。
我が家の裏山の土手には、この猫玉が群生しています。もちろん植えたわけではありません。天然のものですが、一面に覆われているため土止めの役割も果たしています。細い葉が密生し、根も深く多いので天然のカバープランツとなっています。
そして、庭や畑の周囲などにも自然発生的に生えています。鳥が運んだり、種がこぼれて株が増殖していったものでしょう。石垣の周りにもたくさん生えています。
その実は、紺色というか藍色いうか、光沢があって大変綺麗です。
ただ、葉の勢いが良く群生しているところでは、表面からはこの実はほとんど葉に隠れて見えません。葉をかき上げるとその下に見えます。
近くにヤブコウジが生えていることも多く、赤と紺のコラボも見ることができます。ヤブコウジは大分色が褪せてきました。
子供の頃、この実を竹鉄砲の弾にして遊んだものです。それが猫玉の由来かどうかは分かりません。
今日は東京も雪になっているようです。このような時は南岸低気圧の北上で、この辺りは大雪になるパターンですが、抜けてしまうようです。これは珍しいことです。まだまだ先は長いので、これで終わりではないでしょう。
里山には、篠竹が方々にあります。
これも、色んなことに役立ちます。毎年冬場に篠竹採りをします。
篠竹は色んなことに利用できます。昔はざるや篭などの加工品を作る方も多かったのですが、今、近隣に作れる人はいません。私も覚えないでしまいました。
よく利用するのは支柱です。それもかなりの部分が金属や塩ビのパイプに置き換わりましたが、篠竹の方が便利なことはよくあります。とりあえずは、サヤエンドウを誘引するための支柱です。
篠竹はたいがいが群生しています。ここも。そうです
細くて短いものは採りません。できるだけ太くて長いものを選んで採ります。同じ群生していても、いい篠竹のあるところと良くないところがあるので、移動しながら採ります。
昨年にストックしてあるものもあり、そんなに必要はないのですが、春になると忙しく篠竹採りをするような余裕はなくなるので、天候に恵まれている時に多めに採ってストックしておきます。
短時間でしたが、いい篠竹が採れました。もう少し採っておきたいと思います。
今日は暖かかった昨日より気温が10度以上低くなっていますが、晴れ上がっています。昨今の天候はどうなっているのでしょう。