里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春の息吹 福寿草の花が咲く

2019年02月22日 | 野山


 福寿草の花が咲き始めました。



 福寿草とは誰が命名したのか、実にいい名前です。福と寿の二重掛けですから、これほどめでたい名称もありません。花の色も寿。黄色より一段鮮やかな色です。姿がまた可憐で、特に咲き始めの葉が展開する前の福寿草は、なんとも可愛いものです。
 若い頃はたいした感慨もわかなかったのですが、愛おしく思えるようになったということは、それだけ歳をとった証拠でしょうか。



 この花は、この辺りでは春を告げる最初の花です。
 早春の花はほかにもありますが、地上からは見えなかったものが蕾の状態で姿を現し、間もなく鮮やかな花を開くという姿が特別なのかもしれません。普通の植物は、まず葉や茎が姿を現し、それが伸び蕾が生長して花が咲くというパターンですが、この福寿草は茎が伸び、葉が展開する前に最初の花が咲きます。それが、より愛らしさを感じさせます。





 これらは家の裏山の土手に最初に咲いたもの。茎や葉が伸び出す前の、丈にしたら10センチにも満たないこの時期が、一番福寿草らしい姿のようです。



 竜のひげとのコラボも見ることができます。


 日当たりのいいところから咲き始め、これから数がもっと増えてきます。



 2月中に咲くのは珍しいような気がしますが、記録していないので確実なところは分かりません。

かき菜の追肥と土寄せ

2019年02月21日 | 畑:花菜類



 これは、かき菜。
 北関東で言われる呼び名のようですが、当地方ではもっぱらつぼみ菜が一般的です。西の方では三重ナバナでしょうか。いずれも大同小異で、在来アブラナの一種。
 トウが立っても花芽がなかなか見えません。花が咲くようになるころには硬くて食べられなくなるので、花ではなくトウの新葉を食べます。
 冬越しの特別なことは何もしていません。



 旺盛に育っています。すでにわき芽もたくさん見えています。
 雪菜より少しだけ遅れて収穫が始まるのが普通ですが、今年はなんとも言えません。雪菜より丈夫で作りやすいので、ずっと作っていますが、食味では少し劣るようです。
 雪菜と同じように粒状肥料を施しました。


 今回、管理機は使用せず、鍬で土寄せです。




 今年は外葉の枯れもほとんどありません。採りきれないくらいになるでしょう。



 この辺りでは、囲いものが切れると春の自家用の野菜が不足しがちなので、茎立ち菜は貴重な野菜と言えます。


雪菜の追肥と土寄せ

2019年02月20日 | 畑:花菜類



 これは、春先の茎立ち菜(とう立ち菜)として植えている雪菜。正確には仙台雪菜。仙台雪菜の方が普通の雪菜より葉が一回り大きいでしょうか。
 もちろん仙台雪菜はそのまま茎や葉もおいしく食べられますが、私はもっぱら茎立ち菜として作っています。今年の生育は旺盛です。年越し前に土寄せするだけで特別な防寒対策はしていません。 
 例年、下葉は結構黄色くなったり枯れたりするのですが、今年はほとんどありません。すでにわき芽の数も多く確認できます。



 例年ですと、追肥の前にまず下葉を整理するのですが、今年はちょっとだけ黄色くなった葉を整理した程度です。
 そして粒状肥料を施しました。


 その後は、土寄せです。管理機を使うことが多いのですが、今年は株が茂っているので傷めると思い、鍬でやることにしました。




 この調子なら、たくさん採れるでしょう。雪菜の茎立ち菜は軟らかく誰にも好かれます。



 夕べはほんの少しですが雨が降りました。普通なら雪になるところですがどうなっているのでしょう。二十四節気の雨水だったので文字通りともいえますが、この辺りでは今時ないことです。今日も気温が上がってきました。


春キャベツに追肥と土寄せ

2019年02月19日 | 畑:葉菜類



 春キャベツはとても順調に生育しています。
 品種は昔ながらの「金系201」。いつも収穫しきる前に球が割れてしまうので、植えているのはわずか数十株です。例年に比べても生育は非常に揃って順調に見えます。冬越し前にかなり生育が進んだので、とう立ちしてしまうのが少々心配ではあります。
 例年通り、追肥と土寄せをしました。
 変則の2条植えなので主に畝の肩の部分に粒状の速効性肥料を散布しました。





 土寄せは、少しやりづらいですが、わずかばかりなので、速効性の肥料をやった後、管理機は使わず、クワで済ませました。土が硬くて苦労するかと思いましたが、思いのほか軟らかくすんなりとできました。







 例年より生育が進んでいると思います。例年の収穫初めは4月下旬ですが、どうなりますか。


越冬中の玉ねぎはどうなってる

2019年02月18日 | 畑:土物類



 これは越冬中のたまねぎ。
 最悪の生育状況です。過去に経験がありません。
 

 植える段階で、苗の葉先が枯れ、生育が思わしくなかったので心配はしていたのですが、案の定でした。苗床で粒状肥料の追肥をしたのが悪く、いわゆる肥え焼けを起こしたとにらんでいたのですが、はっきりはしません。植え付ければ回復してくれるのではないかと期待したのですが、良くなりません。
 この辺は比較的ましなところ。


 この辺はどうしようもありません。


とはいえ、例年のように追肥を施しました。粒状の速効性肥料をマルチの上からばらまきです。


 かつて、私は肥料は全量を元肥だけにやっていました。マルチ栽培ですから追肥は毛頭考えたことがなかったのです。というより、効果的な追肥のやりようがないと思っていました。あるとき、かなり年配の方がマルチの上から肥料をばらまいているのを見たのです。その時は無駄なことをしているなと思ったのですが、もしかして、植え穴から入るかもしれないと思い、やってみると、これが目に見えて効果があるのです。
 雨に溶けてそれなりに流入する分もあるのかもしれません。生育も後半になってくると肥え切れからベト病が出やすくなるのですが、全く出なくなりました。




 苗の肥え焼けの疑惑があるので、またかという気持ちもよぎりましたが、ダメモトで決行しました。600株ばかりのたまねぎですが、半分くらいでもものにならないかという甘い期待です。小玉になるのは免れそうにありませんが。