里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

1回目に播いたダイコンとニンジンの収穫

2021年10月26日 | 畑:根菜類

1回目に播いたダイコンを収穫しました。
8月21日に播いたもの。


昨年は1回目をお盆中に播いたので1週間ほど遅い。当然、収穫開始も遅い。
昨年、一昨年は3回に播きましたが、今年の種播きは2回
穫り始めて間がありません。
品種はタキイ種苗の「耐病総太り」。


天候不順で生育が遅れ気味でしたが、今月10日頃からぐっと生長しました。
これがメインではないので播いたのは1畝だけ。
緩傾斜なので自然に曲がりやすいのが難点です。
このダイコンを穫ってみます。


穫り始めとしてはまずまずと言ったところ。


「耐病総太り」本来の姿にはまだ早い。
尻までしっかりと肉が付くまでにはもう少し時間が必要です。
しかし、最近は冷え込みが強まっているので、味も良くなっていると思います。
こちらは2回目に播いたダイコン。


こちらも「耐病総太り」。
1回目と10日ほどの違い。順調に生育しています。
一部は冬囲いに回るので、こちらはあまり進まなくていい。
今年はダイコンの作付けを減らしました。
昔からみると半減です。消費が減りました。


こちらはニンジン。


1回目は7月7日に播いた秋ニンジン。 
品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
10~11月に収穫するためのニンジンです。


バラ播きで間引きを2回ほど。
今月早々から穫り始めました。10月半ばから本格的な収穫です。


天候不順が影響していると見え、根の伸びや太りにバラツキがあります。
ベットをごく軽く上げただけで播いたことも影響しているようです。


こちらは冬穫り用のニンジン。


12月からの収穫で、一部は囲い用に回ります。
品種は1回目と同様「黒田5寸陽彩」。
8月8日に播いたもの。これもバラ播きです。
最終の間引きまで終わっていますが、まだ若干狭いところがあるようです。


間引きのニンジンを見ると、生育は順調のよう。
ダイコンもニンジンも一部は囲いにも回し、約半年賄います。


ホトトギスを水墨画で描く

2021年10月25日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3 
 

ホトトギスを水墨画で描きました。
山野草のホトトギスです。今、庭で満開になっています。
描いたのは、満開になる前のホトトギス。
このホトトギスの花弁は本当に描きにくい。
ホトトギスと言えば大概の方は、野鳥のホトトギスを思い浮かべると思います。
少なくとも名前を聞いたことのない人はまずいないでしょう。
植物のホトトギスとなると、果たしてどのくらいの人がご存じか。
小生も昔は、庭にあるので見てはいるものの名前を知らずにいました。
野鳥の方はと言えば、声は何度も聞いているのに姿を確認したことがありません。
野鳥のホトトギスの胸に入る斑点と山野草のホトトギスの花弁の斑点が似ているというのですが。
一度比べて見たいもの。


今どき庭に咲く山野草

2021年10月24日 | 

今、庭に咲いているいくつかの山野草があり、楽しませてくれます。
ダイモンジソウ。


満開からやや過ぎ加減か。
小生の好きな山野草です。
白い小さい花を健気に咲かせているところがいい。
昔からみるとかなり薄くなってしまいました。


原因は多分日当たりが良くなったこと。
南側にあるコウヤマキが高木になり、7、8年前、思い切って切り詰めたことにあります。
近くにはアズマシャクナゲの大株が二つありましたが、それも枯らしたのは痛恨。
小さいダイモンジソウの花弁は、見事な大の文字。
非対称のこの形がなんとも美しい。


これはピンクのダイモンジソウ。


薄くなったからと助っ人が植えてくれたもの。


ホトトギス。


今、満開です。


この辺りは一面ホトトギスだったのですが、昨年イノシシが侵入。
荒らし回ったため、どうなるかと思いましたが、生き残ったようです。


この辺りにも沢山ありましたが、これだけが残りました。


花弁の赤紫色の多数の斑点が野鳥のホトトギスの胸に入る模様と似ていることに由来するとか。


ツワブキ。


花数は少ないものの、ちょうど満開。
これは助っ人が植えたもの。


元々ここにはアズマシャクナゲの大株がありました。
寂しくなったというので植えたのですが、結構大きくなりました。
原色に近い黄色がいい。


ベンケイソウ、と思いますが。


石垣の間に、今満開になっています。


小さい花ですが石垣とマッチングして悪くありません。


自然に種が飛んで定着したようです。


シュウメイギク。


花は終り加減です。


庭とは言えないところに母が植えたようです。
秋明菊とは言っても、キクではなくアネモネの仲間と言います。
花びらのように見えるのは花弁ではなく萼片らしい。


シュンギクの抜き取り収穫

2021年10月23日 | 畑:葉菜類

シュンギクの抜き取り収穫をしています。
品種は中葉春菊。本来は摘み取り栽培に向く品種です。
種播きは9月17日。
9月から10月にかけ気温が高く、想定以上に伸びました。


施肥耕耘した後、幅75センチほどの短冊状にベットを作りました。
例によってバラ播きです。
発芽は極めて良好。
厚播きにならないように注意はしているつもりでも密なところが出ます。
種播き後、数センチ間隔になるように2回間引きしました。
草丈が15センチくらいになった10日ほど前から抜き取り収穫を開始しました。


株が10~15センチ間隔に残るように抜き取り収穫します。
この辺りが最初に抜き取り収穫をしたところ。


その時からは大分伸び、すでに空間が狭くなっています。
シュンギクの栽培には抜き取り栽培と摘み取り栽培があります。
我が家の方法は抜き取り栽培後に摘み取り栽培に転換するやり方。
間引きの延長のようなものですが、しっかり使えるシュンギクにしてから抜き取ります。
この辺りはまだ抜き取りが進んでおらず、かなり混んでいます。


丈は20センチを越えてきました。


抜き取りと言っても、実際には地際から切っています。
その方が汚れにくく周りも傷みにくい。
これが抜き取り収穫後。


これで10~15センチ間隔。


ちょうど食べ頃のシュンギクになっています。


わき芽も伸びてきました。
すでに早いものは親茎が摘み取り出来るくらいまでになっています。


理想は15センチ間隔ですが、少なくとも10センチは開けたいところ。


もう一回り、急いで抜き取り収穫を進めたい。

今年のサトイモは良さそうサツマイモは?

2021年10月22日 | 畑:土物類

サトイモを少しだけ収穫してみました。
今年は芋の着きが良く、太りも悪くないようです。
5月半ばに芽が出始まった種芋をそのまま植付けました。


昔は横穴に貯蔵しておいた自家種を植付けていました。
近年は、助っ人が調達した種芋を植付けています。
いつの間にやらそんな風になりました。
「蔵王いも」の名称で売られていた種芋のようです。
おそらく石川系の種芋でしょう。昔は専ら粘りの強い土垂でした。
黒マルチの畝で、最後までマルチは外していません。
昨年は夏場に干ばつで葉が黄化、出来は良くありませんでした。
今年は雨が多かったものの、サトイモにはあまり影響がなかったよう。
葉も元気で青々としており、昨年とは大違いです。


期待を持たせるような姿をしています。


もっと早くからも穫れたのですが、これが初めての収穫です。
端の3株だけ掘ってみました。


畑で子芋をバラしてから持ち帰ります。


助っ人が洗ったもの。
3株でこのくらいなら、我が家としては上出来。


こちらはサツマイモ。


粘土質の強い土壌なので条件は良くありません。
5月半ばに黒マルチの畝に植付けました。
これも苗は助っ人が調達してきたもの。
小生はサツマイモをあまり食さないので、助っ人がメインです。
品種はベニアズマ。
他の作物の畝と一緒に畝立てをするので、時に肥料が多く入ってしまうことも。
多少蔓ぼけ傾向か。


手前の3株を掘ってみました。
残念な結果。


この辺りはインゲンとの境で少し肥料が多くなっているかもしれません。
これから掘る株はもう少しマシとは思いますが。
助っ人が洗ったサツマイモ。