私が高校生の時代、同級生の家が写真機店をやっていました。
時は朝鮮戦争のさなか、米国へ帰る米兵の写した写真の仕上げが忙しいといいます。韓国から日本に立ち寄ってアメリカに帰る米兵の宿舎で現像焼き付けをたのまれるのです。それを帰る日までに、写真を仕上げて渡すという仕事で、ネコの手も借りたいということでした。
私はその写真の引伸ばしの一人として頼まれたのでした。朝、店に行くと、暗室に案内されました。暗室は広くて茶色セーフライトがあちこちについて明るかったです.ラッキー2Bの引伸機が並んでいました。
そのうちの一台を任されました
引伸機の上には、L判の固定マスクが置いてあります。印画紙は感度のあまり速くないクロロブロマイド、2号、3号、4号が置いてあります。
引伸機の右側に現像バット、中間浴バットが置いてあります。
現像を済ませた長いままのネガフィルムが来ます。
そこから私の仕事です。引伸機のネガキャリアにフィルムを挟んで、焼き付けが始まります。
露光タイミングは時計でゆっくりと測れません。
「イチ、ニイ、…」
と頭の中でカウントして、印画紙に鉛筆でネガの番号を付けて、現像皿に印画紙を沈めます。だんだん画像が現れてきて、適当なところで、中間浴につけます。これで、露光の時間と現像時間などの見当をつけて、次々とスピードを上げて仕事をしていきます。
ある程度中間浴に印画紙がたまると、次の定着液に漬けますが、ここからは別の係が作業をつづげます。
引伸機で印画紙露光→現像→中間浴→定着→水洗→乾燥→カット仕上げ→袋詰め。
以上が写真仕上げの仕事ですが、暗室を終わって外へ出てくると、夕方でした。
回転乾燥器から出てきたプリントを化粧裁ちして袋へ詰めてその日の仕事は終わりました。
この流れ作業を経験して、新しい写真の世界を認識しました。
時は朝鮮戦争のさなか、米国へ帰る米兵の写した写真の仕上げが忙しいといいます。韓国から日本に立ち寄ってアメリカに帰る米兵の宿舎で現像焼き付けをたのまれるのです。それを帰る日までに、写真を仕上げて渡すという仕事で、ネコの手も借りたいということでした。
私はその写真の引伸ばしの一人として頼まれたのでした。朝、店に行くと、暗室に案内されました。暗室は広くて茶色セーフライトがあちこちについて明るかったです.ラッキー2Bの引伸機が並んでいました。
そのうちの一台を任されました
引伸機の上には、L判の固定マスクが置いてあります。印画紙は感度のあまり速くないクロロブロマイド、2号、3号、4号が置いてあります。
引伸機の右側に現像バット、中間浴バットが置いてあります。
現像を済ませた長いままのネガフィルムが来ます。
そこから私の仕事です。引伸機のネガキャリアにフィルムを挟んで、焼き付けが始まります。
露光タイミングは時計でゆっくりと測れません。
「イチ、ニイ、…」
と頭の中でカウントして、印画紙に鉛筆でネガの番号を付けて、現像皿に印画紙を沈めます。だんだん画像が現れてきて、適当なところで、中間浴につけます。これで、露光の時間と現像時間などの見当をつけて、次々とスピードを上げて仕事をしていきます。
ある程度中間浴に印画紙がたまると、次の定着液に漬けますが、ここからは別の係が作業をつづげます。
引伸機で印画紙露光→現像→中間浴→定着→水洗→乾燥→カット仕上げ→袋詰め。
以上が写真仕上げの仕事ですが、暗室を終わって外へ出てくると、夕方でした。
回転乾燥器から出てきたプリントを化粧裁ちして袋へ詰めてその日の仕事は終わりました。
この流れ作業を経験して、新しい写真の世界を認識しました。