初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ズーム・レンズ

2009年12月12日 17時19分34秒 | Weblog


レンジファインダー機から一眼レフが写真界の主流になってきました。

一眼レフの特色は望遠系のレンズが使いやすいことです。

超望遠でも,反射望遠レンズでも,ファインダーで覗いたとおりに写ります。

パララックス(視差)はありません。



ライカ,コンタックスなど、レンジファインダー式カメラは,

超望遠レンズとカメラボディの間にビゾフレックスという,

ミラーボックスを挿入して大変でした。

一眼レフの露出は,TTL(Through The Lens=スルー・ザ・レンズ)で、

撮影に使う望遠レンズを通ってきた光を測るのですから,間違いはありません。

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TTL方式も最初はいろいろ大変だったとメーカーの苦心談を読みました。



カメラの構造上,ワイド系には少し弱かったです。

そのうち、アンジェニューが開発したレトロフォーカス・タイプの

レンズが出てきます。

超ワイドレンズが生まれます。

これで、超望遠から超ワイドまで一眼レフ用レンズが揃います。



新しいレンズを作るには,レンズの名人が閃きでレンズ構成を考えます。

大学の数物科卒の秀才連が,大勢,計算尺と数表を片手に

教室のような広い部屋でレンズ構成の光路 計算している写真を

見たことがあります。

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昔,時間がかかった手計算も,今は,コンピューターで昼も夜も,

猛スピードで計算しますから,OKかNGかが短い時間で出るのでしょう。

コンピューターで理論的なNGが出れば,レンズの名人は考え直して、

また,コンピューターに計算させて,新しいレンズが生まれるのでしょう。



コンピューター計算の試行錯誤で,ズームレンズが出てきました。

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ズームレンズの最初は、家庭用8㍉映画カメラでした。

次に,あまり画面のピントにうるさくない白黒テレビカメラ用に

ズームレンズ(七倍)が出てきました。

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カラー放送になって輸入されたフィリップスのカラーテレビカメラは

イギリスのテーラーホブソン社のズームレンズが付いていました。

カラー放送になって単レンズのターレット盤のカメラは完全になくなりました。

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テレビの野球中継で,広いダイヤモンドの画面から,

ファインプレーの外野手にズームインしていく画面は,

テレビならではの効果です。

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次に,劇場映画にズームレンズが入ってきました。

ドイツから輸入された巧妙なミラーシャッターで動く,

アリフレックスがあります。

アリフレックス用にフランスのアンジェニューの高倍率のズームレンズが

出ました。

アリフレックスは擬似的な一眼レフです。

ズームレンズはカメラが一眼レフ式でなくては使えません。

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写真の一眼レフカメラにも,ズームレンズは作られていました。

保守的なカメラマンは、

「ピントの甘いズームレンズなんて…」

と相手にしていませんでした。