オムロンの工場で初めて見た
自動改札機はいま全国の駅に
置かれているのと同じ形でした
… … …
切符投入口に切符を入れると
ケートがさっと開くのが
珍しかったです。
… … …
切符はキチッと真っ直ぐに
入れなくて少し斜めでも、
吸い込んでくれる
優れたものでした
工場の技術者によると
欠点は改札機を通る
人の性別が判別できないと
いっていました。
… … …
子ども料金の切符を通すと
改札機に取り付けられた
小さなランプが赤く点灯しました
しばらくして自動改札機は
事故のニュースもなく
大阪の私鉄に導入されました
切符を自動券売機て
購入して、自動改札を
通過して電車に乗降するまで
駅員さんの世話を一切、受けなくなりました
切符の窓口で
「△△まで1枚…」と
切符を購入して
改札口でカチカチ鋏を鳴らしいる
駅員さんに切符を渡して
パチンとマークを
打ってもらって
「おはようございます…」
の一寸した言葉を交わして
乗車したのは、
懐かしい風景になりました。