かって日本の銀行は
あさひ、東海、第一勧業、
富士、三和、三菱、
大和など沢山だったのに
それぞれ巨大な銀行に統合されました
… … …
銀行が統合される前後の銀行は
広い窓口に、綺麗な
お嬢さんが座っていました
窓口のお嬢さんは手の切れるような
新札1万円の札束を両手で
扇状に広げて、5枚ずつ
ザッ…ザッと無造作に勘定する
姿が好きでした。
普通預金通帳とハンコを
窓口のお嬢さんに渡して
預け入れ、引き出しが普通でした
… … …
銀行にATMがだんだん設置されて
窓口のお嬢さんから
「次からATM(現金自動預け払い機)で
お願いします…」と
云われたことがありました。
近くの銀行支店では
窓口がなくなって
札束を勘定するお嬢さんも
いなくなりました
ATM機が十台ほどと
営業の窓口だけになりました
銀行がATMになって
ATMにカードを入れると
全国の支店のどこからでも
即座に残高がわかるのが不思議です
… … …
このシステムが便利なだけに
振り込み詐欺などの犯罪が
生まれたのですね