私の学生時代が終わるころ
テレビ放送が始まりました
それまで放送といえば
ラジオで音声のみの放送から
視覚を得て、動く映像の
テレビ放送の印象は強烈でした
… … …
京都、四条寺町、ラジオ街の
ショーウィンドウで
初めて大相撲のテレビ中継を見たときは
これからはテレビ時代だと痛感しました
一時花盛りだった料理番組は
料理の先生の包丁さばき
出来上がった料理の盛り付けなど
まさにテレビにぴったりの番組でした
番組で人気の出た先生が主宰する
料理学校は生徒で満員になりました
… … …
しばらくすると、料理番組の視聴率が
下火になり、あれほどあった料理番組は
少なくなりました
料理番組は方向転換して
グルメ番組が流行りました。
どこそこの街のレストランや
和風料理店へキャスターや
タレントさんが訪れて
それをハンディ・カメラで取材する
構成です
… … …
タレントさんが名の売れた料理店で
名物料理を口に運んで
「美味しい」
「まったりしている」とか
オーバーな表情で感想を述べるのです