初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

記念写真の顛末

2019年11月14日 21時13分04秒 | Weblog


私たち家族を撮影した

満州人カメラマンは

カメラの後についている

箱を覗きながらなにやら

ごそごそやっていました

… … …

そして1枚の印画紙を

箱から取り出しました

なんとその印画紙には

いま撮影した私たち家族が

陰画(ネガ=白黒反転)で写っていました

新京(満洲)の記念写真屋さんは

フィルムを使わずに印画紙で

撮影していたのです

… … …

私たち家族を写して

現像・定着などの処理をした

ネガ印画紙(陰画=白黒反転)は

まだ濡れています。

カメラのレンズ前に板が出てきて

その板に濡れているネガの印画紙を

貼り付けて、またカメラで撮影(複写)します。

再び、満州人のカメラマンは箱を

覗き込んでゴソゴソやっています

やがてその箱から出てきたのは

私たち家族を写した陽画(ポジ像)の

印画紙が出てきました…

満州人のカメラマンは側の

池に印画紙を浸けてジャブジャブ

簡単に洗って新聞紙に挟んで

「お待ちどうさま」とまだ濡れている

印画紙を渡してくれました。
 
… … …

普通、写真はフィルムで撮影して

印画紙に焼き付けるのですが、

それを印画紙を使って処理すれば

撮影現場ですべて終わるので

送り先を聞いたりしなくて

現場ですべて完了です

… … …

このアイデアは

誰が考えたのでしょう