当時は、戦時中ですから
学校へ通う生徒の授業は
軍事教育?です。
私らは「軍国少年」です。
授業の中に通信で使っている
モールス信号(符号)を覚える
授業がありました…
モールス符号は短音(・)と長音(ー)で
・トン、ーツーから
成り立っています
い= ・ー (イトー=伊藤)
ろ= ・ー・ー (ロジョウホコウ=路上歩行)
は= ー・・・ (ハーモニカ)
に= -・-・ (ニューヒゾーカ=入費増加)
ほ= ー・・ (ホーコク=報告)
へ= ・ (ヘ=屁)
… … …
など、48文字のモールス符号を
覚えます。そして次に電鍵(でんけん)を
操作して、文章を送信します。
小学生の私は、電気の知識はほとんど
ありません。電鍵を買ってもらって、
中古の気象用ラジオゾンデの部品、
マグネチックスピーカーと乾電池を
組み合わせて、オッシレーターまがいの
ものを作りました。
電鍵を操作するとトン・ツーと信号音が
スピーカーから聞こえます
小学生の私には、モールス符号と
相性が良かったのか何ら抵抗もなく
覚えられました…