満洲、春の砂嵐は半端ではなかったです。
満洲より本場の中国の砂嵐は
もっと凄まじいのかも知れません。
日本の京都の春は穏やかでしたが
大陸性気候の満洲の春の始まりは
なんともスゴいものでした…
… … …
京都の春の静かな景色を眺めていると
遠景がボーッと霞んでみえる
いわゆる春霞(はるがすみ)があります
… … …
この日本の春霞は、
この中国、満洲の、春の砂嵐
の砂粒が海を越えて日本の空へ
やって来ていたということを
後で知りました。
… … …
満洲は大陸性気候のせいで
雨はあまり降りません。
毎朝、寝床で眼が覚めると
喉がカラからに渇いていて
びっくりしました…
春が過ぎる頃になると、
空気はますます、乾燥して
きます…。
毎朝、母親が用意してくれた
麦茶の入った水筒を持って
学校へ行きます…