モールス信号の授業は戦時中の
「軍国少年」育成の一環だった
のでしょう。私は別に抵抗もなく
覚えていきました…
どの先生が授業を担当されて
いたのか、覚えていません
… … …
教壇の先生が、トン、ツーの通信文を
電鍵(でんけん)を操作して送信されます
生徒の私たちは、通信文がわかれば、
「ハイ…!」と手を挙げて答えます。また
生徒が教壇の電鍵を操作して通信文を
送信して、受信する生徒が答えるという
授業でした…。
… … …
私も一度、当てられて通信文を電鍵で
送信したことがありました。通信文は
「燃料欠乏ワレ自爆セントス!」でした。
戦闘機か爆撃機が空中戦で燃料が無くなって
敵地に突っ込むという通信なのでしょう。
いくら戦時中のこととは云え、先生から
なんとも酷い文章を教えられたものです。