初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ズームレンズ

2009年04月07日 20時31分26秒 | Weblog
 テレビ初期のイメージオルシコン管カメラの光電面は35ミリカメラと同じサイズでしたから、35ミリカメラのレンズを使っていました。ニッコール35ミリ、50ミリ、85ミリ、135ミリなど4本のレンズがレンズターレットに取り付けてあります。不思議に日本光学製のレンズでした。
 
 キャノン7倍のズームレンズが現れました。7倍の倍率は、立像人物を画面いっ
ぱいにとらえていて、ズームインすると、その人物の肩から上の大写しが撮れる寸法です。このレンズは各局で採用されました。

 当時のレンズの設計で、大学の数物科出身の技術者が大勢で数表、片手に教室のような部屋で手計算で数値を出している写真を見ました。複雑なズームレンズの設計は大変だったのでしょう。

 ズームレンズの操作は、レンズにシャフトを取り付けて、シャフトの押し引きでズームの倍率が変わり、シャフトの回転でレンズのフォーカスが変わる簡単な構造です.このレンズは日本中のテレビ局に広がりました。

 欧米では、レンズにフレキシブルケーブルをつないで右手のハンドルの回転でズーム倍率を、左手のノブを回してフォーカスを調節します。また、モーターでの電動ズームが主流のようです。

 せっかちな日本人にはなじみませんでした。

 プランビコン管カラーカメラになって、完全にズームレンズ化されまして、冨士写真光機が高倍率のズームレンズで参入してきました。 
以後、キャノンと冨士のズームレンズの倍率競争になって、レンズの動きも複雑になりました。

 水泳選手の練習と試合をテーマとしたドラマがありました。市内のスイミングプールを借りて行いました。温水プールで室内は湯気が立ち込めていました。冷え切ったレンズをセッティングしてズームシャフトを押してしまいました。ズームレンズの中で前後に動くレンズ部分が動いて、空気と湯気をレンズの排気口から吸い込んでしまいました。レンズは中から曇ってしまいました。

 真冬の植物園の温室内など、外で冷えきったズームレンズを温かい室内で操作するときは注意しましょう…。

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1 コメント

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さくら (たかちゃん)
2009-04-07 23:49:38
すごい写真やなー
さくらがどこまでも続いているみたいできれいやなー
これもコンパクトデジカメで撮影したのかな?
すばらしいなー
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