銀塩の黒白写真では、35㍉フィルムを100フィート缶(33メートル)で購入して、詰め替え用のパトローネに入れて使いました。ダークバッグ(チェンジバッグ)でフィルムを詰めます。パトローネに巻き戻された撮影済みのフィルムを現像タンクに入れるのにダークバックを使います。ダークパックとは首周りのないシャツのような遮光の黒い袋で両手を袖口から突っ込んで、手探りでフィルムを現像タンクの中枠に巻き込みます。少しコツがいりました。うまくいくときは良いのですが、袋の中で手違いが生じると時間がかかります。冬は良いのですが、夏は、袋の中で手が汗をかいてフィルムに汗をつけないように手こずりました。
フィルム現像は一定の時間で打ち切る方法にしていましたから、冬でも夏でも温度を保つのが大変でした。現像→中間浴→定着処理のあと、流水で20分ほどフィルムの薬品を洗い落とします。
次に、乾かしたフィルムを印画紙に焼き付けなくてはなりません。
引伸機と現像バット、中間浴バット、定着バットを三枚並べて、薬液の温度を管理しながら、引伸ばしを始めます。押入れの上段を暗室代りに使っていました。
ネガのトリミングは引伸機のアームの上げ下げで調節します。覆い焼き、焼き込み。たまにイーゼルを持ち上げて歪みを直したりしました。
引伸ばしの上手な人がいまして、同じ黒白写真の仕上がりでも、艶のある黒を出す人かいました。その人のプリントを見るのが楽しみで勉強になりました。私は暗室がうまくありませんでした。
引伸機で焼き付けた印画紙は、現像→中間浴→定着の処理の後、流水で30分ほど印画紙の薬品を洗い落とします。
銀塩写真の処理は半分が水仕事でした。
デジタル写真になって、完全に水仕事から解放されました。
フィルム現像は一定の時間で打ち切る方法にしていましたから、冬でも夏でも温度を保つのが大変でした。現像→中間浴→定着処理のあと、流水で20分ほどフィルムの薬品を洗い落とします。
次に、乾かしたフィルムを印画紙に焼き付けなくてはなりません。
引伸機と現像バット、中間浴バット、定着バットを三枚並べて、薬液の温度を管理しながら、引伸ばしを始めます。押入れの上段を暗室代りに使っていました。
ネガのトリミングは引伸機のアームの上げ下げで調節します。覆い焼き、焼き込み。たまにイーゼルを持ち上げて歪みを直したりしました。
引伸ばしの上手な人がいまして、同じ黒白写真の仕上がりでも、艶のある黒を出す人かいました。その人のプリントを見るのが楽しみで勉強になりました。私は暗室がうまくありませんでした。
引伸機で焼き付けた印画紙は、現像→中間浴→定着の処理の後、流水で30分ほど印画紙の薬品を洗い落とします。
銀塩写真の処理は半分が水仕事でした。
デジタル写真になって、完全に水仕事から解放されました。