初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

料理番組の時間調整

2015年04月20日 22時07分57秒 | Weblog


料理番組を制作していて

いつも思っていたことを記します。



料理番組の先生は、番組中

野菜を、まな板で

処理しながら

出来上がる料理の過程で注意するところ

また、美味しく作る

コツなどを淀みなく述べていかれます

… … …

また、アシスタントの局アナが

視聴者から寄せられた質問を読み上げると

それにも、丁寧に答えながら

料理の手を休めることなく

進行していきます



そして、出来上がった料理を

皿に盛り付けられて

テーブルの所定の場所へ

さっと出されます

そこへ料理名のテロップが

スーパーインポーズされて、

料理番組は終わります



料理番組(生放送)の先生はどなたも

料理番組の時間をはみ出したことは

ありません。

例えば、時間のかかるオーブンを

使う料理などでは

あらかじめリハーサルで、オーブン処理をして

その食材を本番中に

「オーブンは時間が、かかるので、

あらかじめ用意したのを使います…」

と、断りを入れて先生は時間調整をなさいます








料理番組の楽しみ

2015年04月19日 18時44分25秒 | Weblog


土居勝さんの料理番組(生放送)では

あらかじめ打ち合わせ、

試作を済ませた後のチームが

大勢でスタジオに

やってこられます



とくに女性チーフが段取りを

仕切って、

「先生つぎは××してください…」

「次はこの手順で…」と

カメラリハーサル中、

テキパキと指示を出していきます

… … …

先生の方もチーフに信頼を寄せて

「ハイ、ハイ…」と

従っていきます



料理番組放送を無事、終えると

あらかじめ余分の食材と、

カメラリハーサルで

使った中途半端な料理が残ります



番組を終えて、後片付けの間に

先生は、残りの食材をすべて使って

料理番組の料理を沢山作って

われわれスタッフに

「どうぞ召し上がってください…」と

出されます

… … …

この瞬間をスタッフ一同、楽しみに待っています

これが実に美味なのです

時々、スタジオ外の局員も聞きつけて

ご相伴にあずかりました









料理番組のハーサル

2015年04月18日 20時51分17秒 | Weblog


最近の料理番組は録画撮りで

制作しますが

最初のころの料理番組は

生放送でした



放送当日の朝、

料理の先生は料理の材料と

助手さんらとスタジオにあらわれます



料理の先生は助手さんらと

手際よく準備をなさいます

先生はスタッフを前に

簡単に料理の手順、段取りの説明をなさって

カメラリハーサルを行います



番組のADさんの

「リハーサル30秒前…」の合図で

料理が始まります

… … …

放送時間内に料理が出来上がるように

リハーサルを行います

… … …

テレビカメラは二台で

一台が先生と局アナのルーズツーショット、

もう一台のカメラはまな板の先生の手元や

フライパン、鍋の中身をアップで撮ります









料理番組はじまる

2015年04月17日 23時27分12秒 | Weblog


最近、テレビ番組の傾向を考えてみると

料理関係の番組が増えています

… … …

テレビ黎明期には料理番組が花盛りでしたが

なんとなく萎んでいきました



西洋料理の井上幸作さん

日本料理の土居勝さん

辻徳光さん、辻勲さんらを

講師として

毎週月~金の日替わりで

15分の料理番組がありました



対象は家庭の主婦で

講師の先生は局アナをアシスタントに

料理の作り方、ちょっとしたコツなどを

織り交ぜてつくられていきました



毎日、作られる料理のレシピは

テレビ局の出版局が小冊子にまとめて

発行していました

… … …

テレビ各局の料理番組でも

レシピは小冊子にまとめて

出版されていました






放送局にIDカード

2015年04月16日 19時13分53秒 | Weblog


昔は、のんびりした世の中で

一般の会社もテレビ局も

自由に出入りできました

… … …

ただ、映画撮影所だけ

狭い入り口に警備員が立っていて

出入りの社員に目を光らせていました



しかし、世の中はだんだん

物騒になってきました

… … …

東京都千代田区丸の内、

三菱重工爆破事件の無差別テロ

日本テレビ郵便爆弾事件の郵送された

パイプ爆弾。

東京都庁小包爆弾事件の発生



外国のクーデターで放送局占拠事件など

が発生して、テレビ局・ラジオ局の社員も

身分証明のIDカードがなければ

局内に入ることができなくなりました



テレビ、ラジオ番組の出演者も事前に

IDカードを発行してもらうか

番組プロデューサーが

玄関に迎えに行かねばならなくなりました

… … …

まもなく始まる、番組の局アナウンサーが

IDカードを自宅に忘れてきて、

番組に穴が開くと大騒ぎになったことがありました

… … …

IDカードは放送局にとどまらず

一般会社や会合などでも必要になってきました。







テレビ中継と携帯電話

2015年04月15日 18時38分56秒 | Weblog


テレビ中継番組では中継現場と

本社との連絡用に臨時専用線(有線)と

臨時電話回線(有線)を事前に申請していました

… … …

選挙速報番組で候補者事務所からの

中継に初めて携帯電話を使い始めました

… … …

当時の携帯電話はいまより少し大型でした

… … …

次にスポーツ番組、大阪駅伝の各駅伝中継所に

臨時専用線を止めて携帯電話に変更されました



中継番組では携帯電話を大量に使うので

NTTから臨時電話番号をもらって

携帯電話機もNTTからレンタルで

用意しました



NTTの営業窓口に行くと

一目見てわかる怪しげな幹部風の男と

その子分らしい二人連れが熱心に

携帯電話のことを聞いていました

組、出入りの連絡やなにやかやで

便利なのでしょうか



阪神・淡路大震災で電話線が

ずたずたになった神戸で

中継現場と本社の連絡には

トランシーバーと

携帯電話だけになりました

… … …

当時、携帯電話回線のキャパシティが

小さいのと、中継所も少なかったので

一度本社と携帯電話がつながると

中継終了まで、電話をつないだままに

していたようです。

… … …

中継番組に、携帯電話は必需品になりました




震災中継で携帯電話大活躍

2015年04月14日 20時11分53秒 | Weblog


阪神・淡路大震災、数日後の

神戸は凄いことになっていました

… … …

神戸支局の近くの

南京町がいち早く復活して

ラーメンや餃子など

立ち食いの行列ができました



中継現場のスタッフ交替要員を

乗せたバスに便乗して

被災の激しかった長田区へ行きました

… … …

避難所の御蔵小学校の周りは

建物が一つもない焼け野原でした



神戸からの生中継は

衛星中継でそばに大きなパラボラアンテナが

立てられています。

… … …

中継現場と本社との連絡は

モトローラのトランシーバーが使われますが

普及しだした携帯電話が大活躍しました



トランシーバーだと会話の頭に

からなずコール・サインを互いに告げなくては

なりませんが、携帯電話だと

当たり前ですが、コール・サインもなくいきなり

会話(連絡)で始めることができました









続々・阪神・淡路大震災

2015年04月13日 22時47分15秒 | Weblog


阪神・淡路大震災が起きて

ニュースソースは

ヘリコプターからの取材が

唯一のルートだったようでした



ヘリコプターで大活躍した報道局の

Aさんが社内報に手記を寄せています

ヘリは給油しては飛び立ち、給油しては

飛び、3日間、60時間の

取材だったようです



ヘリコプターで取材中、デスクからの指示は

「とにかく喋れるだけ喋れ!」

だったようです



交通機関が全滅なので

ニュース取材は大阪宇治川から

神戸メリケン波止場へレンタルの

クルーザーが唯一の手段でした

… … …

私も震災数日後クルーザーに

便乗して神戸支局へ行きました







続・阪神・淡路大震災

2015年04月12日 20時07分59秒 | Weblog


震災で交通手段がすべてダメになったので

神戸方面からのテレビ局社員は出勤する

手立てがありません

… … …

大阪、京都方面の交通手段も大幅に

乱れていました



報道局に、いつものスタッフが揃うのは

すっかり遅くなりました

… … …

泊まり開けの社員と

ヘリコプター取材の

Aカメラマンに

Bアナウンサーが昼過ぎまで

すべての臨時ニュースをこなしました



震災特番が一段落してから

報道局では地味で目立たなかった

Aカメラマンの落ち着いた

的確なニュースコメントが評価され



新人だったBアナウンサーの

番組への対応が社内的に

話題になって、ベテランアナウンサーの

仲間入りが約束されました。





阪神・淡路大震災

2015年04月11日 19時00分30秒 | Weblog


輪番制の泊まり開けで

報道局のAカメラマンと

Bアナウンサーにドカッと

大事件に遭遇しました



普通、出社時間になると

報道局も何時もの態勢に戻るのですが

震災で交通手段がすべてダメになっています

… … …

報道局のスタッフがなかなか整いません



そこへ、悲惨なニュースが次々と

テレビ局に入ってきます

それをBアナウンサー1人で

ニュース原稿を番組で淡々と

読み続けました



一方、報道局のAカメラマンは

ヘリコプターで神戸へ向かいました

臨時ニュースでは

倒壊した阪神高速道路神戸線の

信じられない光景や、あちこちから

火の手があがった長田区の情景を

カメラで取材すると同時に、

画面の場所説明と情景をアナウンスしました