経営コンサルタントへの道

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622  経営コンサルタントを40年余やってきた経験

2020-06-22 12:03:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ 023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 地上から100kmほど離れると「宇宙空間」に到達する。これは東京-宇都宮間の距離で、思いのほか宇宙は近くにある。その宇宙を、より身近なものにしよう、みんなが宇宙と遊ぶ世界を実現しようと、人工衛星関連ビジネスに取り組んでいるのがワープスペース(茨城県つくば市、亀田敏弘社長)。亀田社長は「アミューズメントやイベント・広告といった新分野を開拓し、宇宙を楽しむ時代をつくりたい。宇宙のビッグデータを活用する夢も描いている」と、宇宙開発新時代の尖兵役を果たす気構えだ。

 同社は筑波大学発ベンチャーとして2016年8月に発足した。筑波大では2011年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの協力、援助のもと、衛星プロジェクトを立ち上げ、低価格衛星をベースとする数々の事業アイデアを生み出し実践してきている。そんな中、「エンジェル投資家に恵まれた」(亀田社長)ことで宇宙ベンチャーが誕生する。創業者の亀田社長は筑波大准教授を務め、経営者と研究者の二足のわらじを履く。総勢20名ほどのスタッフも取締役CTO(最高技術責任者)をはじめ、学生との兼業者らが大半を占める。

 『人々が思い思いに宇宙を楽しめる世界を創造する』。こんなミッションを掲げる同社は、現在、観測や測位、通信が主な用途の人工衛星を、アミューズメント、イベント・広告、教育・研究をはじめ幅広いジャンルに活用しようとしている。すでに、工業高校での「宇宙授業」などの案件が具体化しているという。亀田社長は「JAXAや産総研と近接する立地を生かし、各機関と連携しながらPDCAサイクルを回して市場を開拓する」と事業家としての意欲、意気込みを語る。

 2017年1月、筑波大・衛星プロジェクトの一環として、超小型衛星「結(ゆい)2号」が国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟から宇宙に放出され、結は今日まで順調に稼動している。ワープスペースでは「学生と共に歩んできた独自路線の開発に自信が持てた」(亀田社長)と、同プロジェクトの実績を拠り所に、手軽でローコストの衛星ビジネスを推進する。亀田社長は「衛星のミッション立案から設計製造、試験、打ち上げ、管制、衛星データ活用まで、一貫した衛星関連事業サービスの確立が当面の目標」とも話している。

 同社では宇宙におけるビッグデータにも目を向けている。具体的には(1)近宇宙(宇宙空間のうち地球に近い空間)のデータを収集する低価格衛星の大量供給、(2)衛星の宇宙への輸送、(3)データの収集と蓄積-を三位一体で行える希少な事業者のポジションを確立する、といった青写真を描いている。「地上のビッグデータはグーグルが押さえている。宇宙のビッグデータは我々が握る」(同)と、青写真の大きさは宇宙空間に勝るとも劣らない。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】013 事例紹介 ■ IoT電源問題に応える再生可能エネ新技術を世に問う 7A250509

2020-06-22 12:03:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】013 事例紹介 ■ IoT電源問題に応える再生可能エネ新技術を世に問う 7A250509

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

 

■ IoT電源問題に応える再生可能エネ新技術を世に問う 7A250509

◆IoT(モノのインターネット)普及のボトルネックになるのでは…と懸念されるのが、各種センサーをはじめとするIoT端末や無線モジュールの電源問題だ。低コスト、小型、長時間使用、メンテナンスフリー、自立化など、電源に求められる条件は厳しい。その難問に対する一つの解を提示したのが西風技研(東京都福生市、西浦信一社長)。同社では風力、水力といった再生可能エネルギーを位置/弾性エネルギーに変換、蓄積し発電する方式を編み出し、高いハードルを越えた。「このアイデアを思い付いた時、鳥肌が立った」(西浦社長)という新技術・新方式には、IoTの進展と共に『大化け』する可能性も感じられる。

◆同社は西浦社長が2015年に設立した。半導体関連メーカーにエンジニアとして30年間勤め多くの特許技術を開発した西浦社長が「ちょっと自信のある発想力を生かしたい」と、再生可能エネルギーに的を絞って起業。新分野に挑戦するセカンドライフを歩み始めて今日に至る。たまたま、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の再生可能エネルギーの研究助成や日本政策金融公庫の創業融資を受けられたことも背中を押した。

◆自慢の発想力でひねり出したのが、風速1m程度のそよ風、あるいは小川の緩やかな清流でも発電につなげられる動力アップ技術「パルジファル」。風力発電の場合、通常、毎秒3m程度の風が吹かなければエネルギーを取り込めない。パルジファルは減速機/増速機などを組み合わせて、1mの風、しかも小型の羽(ブレード)でも、位置エネルギー(重りを持ち上げるなど)、弾性エネルギー(板バネを変形させるなど)として少しずつ貯め込めるように工夫した。貯め込んだエネルギーを一気に解放すれば、Wi-Fiやセルラーに対応する数百mA以上を供給できるという。

◆「少しずつ貯め一気に解放する。そうすれば断続的、間欠的ながらも大きな電力が得られ、IoTにどんぴしゃり符合する。この発想が浮かんだ時、市場の大きさに思わず鳥肌が立った」。西浦社長はブレークスルーの瞬間をそう振り返り「売電を目的とするような再生エネの取り組みからは絶対に出てこないアイデアだと思う。もともと電気のないところに何とか電気を届けたいとの思いから始めたものが、IoTで開花しそうだ」と好機到来を語る。

◆同社では、風車を組み込んだ、直径15cm、高さ25cmほどの円筒形の小型・高出力IoT無線機を試作し、その事業化を進めている。有望市場として期待しているのが、老朽化した橋梁、トンネル、高速道路など社会インフラの劣化をチェックするセンサーネットワーク用で「車が通って風が舞い、風況は最適」(同)と相性の良さを説明する。パルジファルや小型・高出力無線機が、IoTの波とうまくシンクロしたあかつきには、その市場は、風が舞って拡散するように、どこまでも広がっていきそうだ。

 
  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成
 

 

 
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◆【話材】 昨日06/21のつぶやきの目次とリンク 四字熟語 意馬心猿 マズローの欲求五段階説

2020-06-22 07:46:51 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日06/21のつぶやきの目次とリンク 四字熟語 意馬心猿 マズローの欲求五段階説 

 

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

2020-06-22 07:40:59 | ◇経営特訓教室

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

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■ 023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 地上から100kmほど離れると「宇宙空間」に到達する。これは東京-宇都宮間の距離で、思いのほか宇宙は近くにある。その宇宙を、より身近なものにしよう、みんなが宇宙と遊ぶ世界を実現しようと、人工衛星関連ビジネスに取り組んでいるのがワープスペース(茨城県つくば市、亀田敏弘社長)。亀田社長は「アミューズメントやイベント・広告といった新分野を開拓し、宇宙を楽しむ時代をつくりたい。宇宙のビッグデータを活用する夢も描いている」と、宇宙開発新時代の尖兵役を果たす気構えだ。

 同社は筑波大学発ベンチャーとして2016年8月に発足した。筑波大では2011年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの協力、援助のもと、衛星プロジェクトを立ち上げ、低価格衛星をベースとする数々の事業アイデアを生み出し実践してきている。そんな中、「エンジェル投資家に恵まれた」(亀田社長)ことで宇宙ベンチャーが誕生する。創業者の亀田社長は筑波大准教授を務め、経営者と研究者の二足のわらじを履く。総勢20名ほどのスタッフも取締役CTO(最高技術責任者)をはじめ、学生との兼業者らが大半を占める。

 『人々が思い思いに宇宙を楽しめる世界を創造する』。こんなミッションを掲げる同社は、現在、観測や測位、通信が主な用途の人工衛星を、アミューズメント、イベント・広告、教育・研究をはじめ幅広いジャンルに活用しようとしている。すでに、工業高校での「宇宙授業」などの案件が具体化しているという。亀田社長は「JAXAや産総研と近接する立地を生かし、各機関と連携しながらPDCAサイクルを回して市場を開拓する」と事業家としての意欲、意気込みを語る。

 2017年1月、筑波大・衛星プロジェクトの一環として、超小型衛星「結(ゆい)2号」が国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟から宇宙に放出され、結は今日まで順調に稼動している。ワープスペースでは「学生と共に歩んできた独自路線の開発に自信が持てた」(亀田社長)と、同プロジェクトの実績を拠り所に、手軽でローコストの衛星ビジネスを推進する。亀田社長は「衛星のミッション立案から設計製造、試験、打ち上げ、管制、衛星データ活用まで、一貫した衛星関連事業サービスの確立が当面の目標」とも話している。

 同社では宇宙におけるビッグデータにも目を向けている。具体的には(1)近宇宙(宇宙空間のうち地球に近い空間)のデータを収集する低価格衛星の大量供給、(2)衛星の宇宙への輸送、(3)データの収集と蓄積-を三位一体で行える希少な事業者のポジションを確立する、といった青写真を描いている。「地上のビッグデータはグーグルが押さえている。宇宙のビッグデータは我々が握る」(同)と、青写真の大きさは宇宙空間に勝るとも劣らない。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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