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【あたりまえ経営のすすめ】第六部 論理思考法604 ロジカルシンキングの誤った使い方

2024-07-10 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ6 思考法

  【あたりまえ経営のすすめ】第六部 論理思考法604 ロジカルシンキングの誤った使い方  

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念します。

 

■【あたりまえ経営のすすめ】第六部 論理思考法604 ロジカルシンキングの誤った使い方 

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

 「正調派論理思考術」を身につけるには、どうしたら良いのか、私の体験からお話しています。

6-604 ロジカルシンキングの誤った使い方
 ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンにとって不可欠なスキルの一つと言えます。
 ロジカルシンキングを上手に使いこなせていない人を見ますと、ロジカルシンキングの使いかたに問題があることが多いようです。
 有名なマーケティングの話のひとつに、イルクーツクに住む人たちに冷蔵庫という課題が取り上げることがあります。ある人がイルクーツクのような寒い場所では冷蔵庫はいらないと考えます。
 寒い場所ですので当然冷やすという用途では冷蔵庫は不要です。ところがあまりにも寒すぎて食料品などが凍り付いてしまうのが現実のようです。
 この人の場合は、「論理的にイルクーツクは寒いところである」「したがって食品などを冷やして保存するということは不要である」と結論付けたわけです。一見しますと論理的な思考のように見えますが、結論としては必ずしも正解とは言えません。
 なぜこのようなことが発生してしまうのででしょうか
 本件の場合には、極寒地という場所の特筆を理解していないがために、自分の周囲だけの環境を前提に結論づけたことが原因の一つと考えられます。すなわち、ロジカルシンキングで重視されるMECEの考え方に弱点があったと言えます。全ての判断要素が揃っていなかったことが原因のひとつなのです。
 別のある人は、このような状況を見て、「ロジカルシンキングは間違えた結論を導く」と結論づけて、「ロジカルシンキングは不要である」と考えます。
 ロジカルシンキングは、論理的に分析することによって、結論を出すための判断をするときに有益な手法のひとつです。重要なことは、判断の時点における思考の仕方、分析結果の捉え方、ここが不十分であると正しくない結論に至ってしまうのです。
 ロジカルシンキングを利用するときには、分析するだけではなく、その分析結果の捉え方、読み方が重要なのです。
 私たちが失敗をしないためには、まずは上述のようにMECEなどのようなロジカルシンキングの基本を取り込むことです。また、多くの失敗というのは、現実を直視せず、独りよがりの論理に固執し、自分の正しいと思い込んでしまうことにあります。思い込みにより、自分の論理を修正する機会をなくしてしまっているのです。
 ロジカルシンキングは有益なスキルですが、単独での利用は必ずしも完全な結果を生み出すとは言えません。そのような欠点を補うために、ロジカルシンキングだけではなくクリティカルシンキングと合わせて利用するということが重要と考えています。


■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書
 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機
 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。
 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか
 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe

 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容
 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。
 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。
 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。
 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon


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