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これがお灸の痕です。痕がつく故、有痕灸(ゆうこんきゅう)であります。良質なもぐさを使いますので、1か月前後で完治いたします。オロナインか紫雲膏を塗っておきますと非常に早く治ります。
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実はこのくらいの痕ができるくらいの方が効力が持続しやすいのですが、やはり痕をつけるのが嫌だという方、あるいは糖尿病などで皮膚が弱っていらっしゃる方は、せんねん灸が安全で、痕が残りにくくできています。
古典書籍の孝経に;
「身体髪膚、之を父母に受く。敢て毀傷せざるは、孝の始めなり。」とあります。
(父母より受けた大切な体に、みだりに傷をつけちゃあいけね~よ)という意味ですね。
お灸はこの例外です。多少の痕がついてもこれは治るし、本人が健康でいること。病気になってもすぐ治ることが「孝の道」といえましょう。
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これが本チャンのもぐさです。ヨモギの葉の不純物のない繊毛だけを集めて丁寧に加工したものです。
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もぐさは古いほど良いといわれています。これは30年以上前に買ってあったものです。デザインの様子も年季が入っていますね。
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こんな風に柔らかく絞った米粒大(べいりゅうだい)サイズのもぐさを足三里に置きます。
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点火して焼き切ります。痕をつけないために、火を途中で止める方法は次回にいたしましょう。
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一回目が燃え尽きたら、その灰をチョンと指で押さえて平たくして、つぎのもぐさ(艾柱、がいちゅう)を置いて点火します。3回ほど焼き切りって終りです。
アッチーー、、だけどある意味気持ちが良いものです。足三里にすえると気も下がるので、よく眠れます。
私のクリニックでは、このお灸を使って、「痕を残さない」方法で患者さんたちを診ています。
次回はそのやり方のお話をいたしましょう。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/c/a93ebfc41b871f6b5724ce8c6bebed8d
お灸関連の過去記事です。
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どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
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