ごっとさんのブログ

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民進党実質的に解党

2017-09-29 10:42:34 | 時事
衆議院が解散され、10月の選挙に向けていろいろ各党の動きが活発になってきました。

安倍首相が何でこの時期に解散するのかはいろいろ取りざたされていますが、民進党は代表選後に離党やごたごたが続いており、小池新党もまだ政党として機能していない時期を選んだのかもしれません。

現在の自民安倍政権の評価は難しいのですが、非常に略してしまえば「まあこんなものだろう」という感じです。ただあまりに長期になっていますので、そろそろ交代した方が良いかという感じも持っています。

自民党に昔のような強い派閥がなくなったことは良いことですが、その代り現政権を批判し交代するような勢力も出なくなったのではと考えています。私は自民党を支持してはいないのですが、他の野党はひどい状態ですので自民党でやむを得ないかと考えています。しかしやや飽きが出てきましたが、この辺りがかなり一般的なムードではないでしょうか。

最近まで話題になっていた加計学園などは、政治という点については小さな問題で、いつまでもそれに拘るしかない野党ではどうしようもないと思っていました。

さて総選挙になると有権者はどういう行動に出るかが、すべての政党の課題と言えます。自民党に飽きたものの民進党は期待できない、どこか良さそうなところはないかという感じかもしれません。そのタイミングで小池さんが希望の党を立ち上げ、自らが代表になったのはある程度の票が見込めるのでしょう。

しかしあくまでも小池知事という個人の人気に乗っているだけで、色々な党からの寄せ集めの集団が何ができるかは疑問のような気がします。またかなりの立候補者を立てるはずですが、そういった人材がそろっているとは思えません。

この点については維新の会の橋下元市長が、議員にするべきではない人を議員にしてしまったと反省しているのを見ましたが、こういった事態になる可能性も高い気がします。

こういう状況の中で民進党が公認候補を立てず、希望の党公認で立候補するという方針を明らかにしました。まだ細かいことはわかりませんが、衆議院では民進党は無くなることになります。

野党一本化というのは分かりますが、政権まで取った党をなくしてしまうということはすごい決断と言えます。民進党の中にも良い政治家はいますので、希望の党だけよりは良い人をそろえられそうな気もします。

これで今度の選挙は自民党対希望の党という構図になりますので、面白みのない選挙と思っていましたが、かなり興味の持てる総選挙になりました。今の小選挙区制では何が起こるかわかりませんが、都議選ほどの極端な形にはならないような気もします。