ごっとさんのブログ

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加熱式タバコをどう位置づける

2017-09-28 10:41:29 | 煙草
加熱式タバコが本格的に売られはじめ、これをどう考えるかの賛成・反対の意見が出ていました。

私はこのブログにも書きましたが、8か月ほど前から加熱式タバコ(iQOS)を使っています。嗜好品の一つとしてタバコはずっと続けるつもりでいましたが、ネットなどでのアイコスの評判が良く、ほかの人への迷惑にならないということで試してみました。

これはタバコの葉を加熱して成分を吸うということで、ニコチンなどは普通の煙草と同じように入ってくるようで、十分喫煙の満足感が得られました。アイコスを吸うと普通の煙草を吸いたいという気持ちが出てこないということもあって、しばらくこれだけにしてみました。

私は喘息の傾向があり、毎日ではないのですが、朝起きたときや夜寝る前にかなり咳が出ていました。また温度が急に変わった時なども咳き込むことが多かったのですが、喘息のためとあきらめていました。

ところがアイコスに代えてから1週間ごろからこの咳が全くでなくなったのです。偶然喘息が良くなった可能性もありますが、やはりタバコによって出ていたと考える方が良さそうです。

アイコスの宣伝文句にはタバコ中の有害物質を90%以上削減したとありますが、確かにヤニはほとんど出ていません。このように私にとってはかなり良い効果が出ているようです。

この記事でも賛成派(というより容認派)のガンセンターの医師は、「害の低減」ということを利点として挙げています。この医師は禁煙外来を担当しているようですが、実際に禁煙に成功する人は3割に満たないようです。こういった禁煙できない人に、少しでも害の少ない代替品として加熱式タバコを進めることの方が実際的であるとしています。

また周囲の人への影響は非常に少なく、副流煙というものは全く出ませんし、煙の代わりに蒸気が出ますがすぐに消えてしまうためこれを吸う可能性は非常に少ないとしています。

反対派はいつものようにタバコである限り絶対悪であるという主張ですが、ニコチンを摂取するので依存性は変わらないというのは確かです。また害が少ないというのはたばこ業界の一方的な発表であり、信頼できないとしていますが、この辺りは科学的論拠ですので信用してほしいものです。

私は先に述べたように、もう一度タバコに戻る気はしませんが、このアイコスという装置は精密機器ですので、いつ故障が出るかわからないという気もします。そういったときに備えてもう1セット買っておこうかと思っていますが、まだ品薄状態が続いているようです。

加熱式タバコはいろいろ面倒なところがありますので、すべての煙草がこれに変わることは無いと思いますが、これからも伸びていきそうな気はしています。