ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

マイナンバーカードと保険証廃止はなんのためなのか

2023-07-20 10:34:28 | 時事
最近健康保険証をマイナンバーカードと紐づけ、紙の保険証を来年秋には廃止するというニュースが話題を集めています。

それに伴いマイナンバーカードを使用したときのミスなどが大々的に報道されています。最近のデータによれば、マイナンバーカードの作成数は9737万枚で、人口の77.3%が取得するまでに広がっているようです。

私はこのカードの必要性をあまり感じていませんでしたが、かみさんが運転免許がなく身分証明書としてあった方が良いだろうと昨年取得しています。

最近はこれに公金受取口座や保険証を紐づけることが推奨されていますが、こういった処理をヒトがやっていますので、当然ヒューマンエラーが出ると思っています。

これだけ膨大な数ですので、慣れるまで0.1%程度としても10万件程度は出るのが普通ですし、システムのバグなども出る可能性があり、かなり進むであろう来年の春以後に手続きをするつもりでいます。

日本の色々なシステムは、それぞれが個々に発展していますので、デジタル化して統合するというのにはもともと無理があるようです。例えば銀行など金融機関の口座の名前はカタカナで登録するというシステムであり、マイナンバーカードは漢字登録となっています。

たぶん住民票なども漢字のみが登録されていますので、公金受取口座を入力しても、システム上で本人かどうかを照会することはできません。当然ヒトがこれを確認するしか方法がありませんので、先のヒューマンエラーがある程度の比率で出ることを避けるシステムが無いと言えます。

それをマスコミなどが他人の口座になったなど大きく報道するのは、政府自治体に対しての嫌味なのでしょうか。私はこういったデジタル化は大いに進めてほしいと思っています。

例えば確定申告の際に、昨年から源泉徴収票の添付の必要がなくなりました。これは税務署の私のデータベースにそういった情報まで入っており、こういった方向で進めばそのうち確定申告の必要もなくなるのではないかと期待しています。

しかしマイナンバーカードに健康保険証まで紐づけるのは非常に大変な作業でしょう。当然ですが日本国民は全員が何らかの健康保険加入者です。これを手作業で、1億以上を処理することは無理があると考えています。

どうも何故統一するかについては明確な理由はなく、マイナンバーカードの重要性を増し国民に留意させるためというのではおかしなことと言えるでしょう。将来的に紙の保険証をなくし、カードだけで受診できるというのは悪くはありませんが、それにはかなりの時間が必要でしょう。

保険証とカードのどちらでも受診できるという時期を設けるべきです。現在のやり方は拙速という非難がでても仕方がないような方法といえる気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿