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世界は観測史上最も暑い夏になる可能性

2023-07-21 10:37:32 | 自然
今年はまだ梅雨明けの発表がありませんが、雨も降らず暑い日が続いています。それでも私の住んでいる地域は最高温度でも33℃程度ですので、まだましなのかもしれません。

世界気象機関(WMO)は6月が史上最も暑くなり、7月7日には世界の平均気温が最高値を更新したと発表しました。ここ数年は北半球を中心に「熱波」が常態化し、干ばつ、豪雨など気象の「極端化」が顕著です。

WMOは7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が世界平均気温をさらに高める可能性がるとの懸念を示しています。

エルニーニョ現象は日本に涼しい夏をもたらす傾向にありましたが、現在日本の南方では既に太平洋高気圧の張り出しが強く、梅雨開け前から高温が続き、各地で熱中症のリスクが高まっています。

WMOは7日に記録した世界平均気温が17.24℃で、過去最高だった2016年8月16日の16.94℃を0.3℃上回ったと発表しました。この観測値は日本の気象庁が実施している「JRA-3Q」と呼ばれる観測データが使われました。

WMOは日々の全球の平均気温は衛星観測データとコンピューターモデルシミュレーションとの組み合わせで確定しています。今回の発表データは暫定値としながらも欧州の気象予報センターの値とも一致しているため、確度は高いとしています。

WMOによると、6月と7月初めの異常な暑さは、南米ペルー沖の海面水温が上がり、世界的な気温上昇につながることが多いエルニーニョ現象が発生した時期と合致しています。

6月は欧州北西部が過去最も暑くなり、米国、カナダ、メキシコやアジア、オーストラリア東部でも平年より高温を記録しました。高温傾向をもたらしている現在の世界の気象現象について、WMOは2024年まで続くと予想しており、「地球にとって心配なニュースだ」とコメントしています。

日本の気象庁もオホーツク海南部や日本海北部などで海面水温が平年よりかなり高いとする「日本近海の海面水温」情報を公表しています。海面水温は高くなると、海水が蒸発して大気に含まれる水蒸気が多くなり、大雨をもたらしやすいとされます。

海の温度の上昇についてWMOは「表面温度だけでなく、海中の温度も高くなっている。何百年もの間、海中にエネルギーを吸収し続けるため気候に連鎖的な影響を及ぼす」と指摘しています。

実際海外からの報道によると、7月に入ってから米国のニューヨーク州やバーモント州など東部や北東部で豪雨による洪水被害が出ているほか、インドでも豪雨による被害が出ています。

その他色々ありますが、どうも今年の夏は異常気象による豪雨や熱波に悩まされることになりそうです。


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