ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

北朝鮮の拉致問題は解決するのか

2022-06-16 10:28:42 | 時事
先日麻雀仲間のSKさんのバッグに拉致問題支援のブルーのバッジがついていました。

この北朝鮮の拉致問題については、家族会なども積極的に活動し歴代政府も最重点課題と位置付けています。しかしこの20年ほどは何の進展もなく、解決のめどは全く立っていないような気がします。

私の個人的な感想としては、関係者の高齢化が進み名目だけは残るかもしれませんが、何の解決もなく消えていくような気がします。

この犯罪が行われたのは1970年代から80年代といわれていますが、この時代に特定失踪者が増加したようです。これが北朝鮮による拉致であることが明らかになったのは、2002年の日朝首脳会談でのことでした。

この年には5人の拉致被害者が帰国し、大きく報道され私も記憶に残っています。これで拉致問題の存在が明らかになったと同時に、早期解決がされるものと思っていました。

残りの安否不明の被害者についても2004年北朝鮮側から直ちに真相究明の調査の再開がされたはずですが、その後北朝鮮当局からは納得のいく説明は行われていません。そもそもなんで北朝鮮が多くの日本人を拉致したのかについては、正式な発表は全く行われていません。

帰国した拉致被害者からは綿密な事情聴取がされており、政府や関係者は真実が分かっているはずですが全く明らかにされていません。

一説によれば韓国へのスパイ活動をするために、日本語を学ぶ必要があったという説や、単なるスパイ養成所の卒業試験の一環であったというような説が出ていました。

私はスパイ養成所の活動の一環説ではないかと思っていますが、拉致被害者を見ると性別、年齢、職業など全くバラバラで、選別して誘拐したとは思えません。つまり誰でもよかったのではないかという印象を持っています。

私はこの北朝鮮による拉致という犯罪は、北朝鮮政府が主導したものではないと思っています。拉致された被害者が北朝鮮国内でどういう処遇を受けていたかも全く公表されていませんが、とても優遇されたとは考えられません。

つまり拉致事件から30年以上も経過した後では、被害者の動向を北朝鮮機関が調べても分からないというのが現実ではないでしょうか。2002年に5人の被害者を帰国させ、残りの人たちを隠したり帰国させない理由がないと思います。

単純に昔の事件を調査しても残りの人は見つからなかったというのが結論なのではないでしょうか。特に北朝鮮ではそれほど戸籍などがしっかり管理されているとも思えませんので、拉致後の状況が把握できていないということは十分考えられます。

以上のことを総合的に考えると、日本の家族会や政府がどんな行動を起こそうとも、北朝鮮で生死を含め全く分かっていない以上何らかの解決をすることはないと考えています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿