最近理化学研究所が、小保方さんの刑事告訴を断念しという報道があり、STAP細胞については完全に決着がついたようです。このブログにもSTAP細胞に関して何回か書いてきましたが、最後にまとめ的なものを書いてみます。
理研が告訴しなかったのは当然ですが、どこに刑事責任を問えるようなミスがあったのでしょうか。最初から簡単にまとめてみます。
1. 小保方さんが細胞を酸性で培養することで、万能細胞ができることを発見
2. 共同研究者が万能性を証明
3. 論文としてNatureに投稿し受理される 理研がこれを発表
4. 論文疑惑が浮上し、調査の結果不正ありと認定 論文取り下げ
5. 検証実験を開始し、STAP細胞の存在を否定
6. 小保方さん辞職
1が事実ではなかったためでしょうか。私はこのブログで書いたように、幻のチャンピオンだった可能性が高いと考えています。これは実際に実験した人でないとわかりにくいかもしれませんが、本当にたまに起きる事項で、研究者を責める筋合いのものではありません。確証実験の結果では、ES細胞が混入したのではないかとしていますが、実験操作からありえないと思えます。もしES細胞であるならば、誰かが意図的に混入したとしか考えられません。
4の論文不正は確かに問題で、研究の指導的立場であれば解雇もあり得るかもしれませんが、もっと軽い処分程度だと思います。5の実験で再現性が出なかったということも、研究としてはありうることで、残念ではありますが特に責められるようなことではありません。
そうすると理研は、小保方さんが故意にES細胞を混入したと疑っているのでしょうか。これは100%ありえないことです。学生が卒論でいいデータを出すために、という程度であるならばあり得るかもしれませんが、研究を仕事とする人がそんなことをすることはないはずです。
研究というのは、信頼の上に成り立っています。もし理研が疑っているのであれば、組織としての研究所を自ら否定することになります。もともと上記1から6の過程で、理研は対応がおかしな部分が多々ありました。すべて悪いのは小保方さんであるという意図が強く、何を守ったのかわかりませんが、自己保身ばかりしていたような気がします。
結局、理研は改革などと謳ってはいましたが、何となく墓穴を掘っただけのような気がします。今回の事件で、反省すべきは理研であるはずなのに、うやむやのまま終結した感じです。
細胞に刺激を与えることによって、初期化するという研究が終わってしまったことが、一番残念なことですが、可能性は低くともどこかで続けることを祈っています。
理研が告訴しなかったのは当然ですが、どこに刑事責任を問えるようなミスがあったのでしょうか。最初から簡単にまとめてみます。
1. 小保方さんが細胞を酸性で培養することで、万能細胞ができることを発見
2. 共同研究者が万能性を証明
3. 論文としてNatureに投稿し受理される 理研がこれを発表
4. 論文疑惑が浮上し、調査の結果不正ありと認定 論文取り下げ
5. 検証実験を開始し、STAP細胞の存在を否定
6. 小保方さん辞職
1が事実ではなかったためでしょうか。私はこのブログで書いたように、幻のチャンピオンだった可能性が高いと考えています。これは実際に実験した人でないとわかりにくいかもしれませんが、本当にたまに起きる事項で、研究者を責める筋合いのものではありません。確証実験の結果では、ES細胞が混入したのではないかとしていますが、実験操作からありえないと思えます。もしES細胞であるならば、誰かが意図的に混入したとしか考えられません。
4の論文不正は確かに問題で、研究の指導的立場であれば解雇もあり得るかもしれませんが、もっと軽い処分程度だと思います。5の実験で再現性が出なかったということも、研究としてはありうることで、残念ではありますが特に責められるようなことではありません。
そうすると理研は、小保方さんが故意にES細胞を混入したと疑っているのでしょうか。これは100%ありえないことです。学生が卒論でいいデータを出すために、という程度であるならばあり得るかもしれませんが、研究を仕事とする人がそんなことをすることはないはずです。
研究というのは、信頼の上に成り立っています。もし理研が疑っているのであれば、組織としての研究所を自ら否定することになります。もともと上記1から6の過程で、理研は対応がおかしな部分が多々ありました。すべて悪いのは小保方さんであるという意図が強く、何を守ったのかわかりませんが、自己保身ばかりしていたような気がします。
結局、理研は改革などと謳ってはいましたが、何となく墓穴を掘っただけのような気がします。今回の事件で、反省すべきは理研であるはずなのに、うやむやのまま終結した感じです。
細胞に刺激を与えることによって、初期化するという研究が終わってしまったことが、一番残念なことですが、可能性は低くともどこかで続けることを祈っています。
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