私は若いころからやや脈が速く(90前後)、気にした時期もありましたがどうも体質のようで放置しています。
健康な成人の脈拍数は1分間に60~100回ですが、何らかの原因があって脈が遅くなったり早くなったりするのが「不整脈」です。不整脈には脈拍が遅くなる「徐脈」と、速くなる「頻脈」があります。
脈拍が1分間に50回未満が徐脈で、息切れ、倦怠感、足のむくみなどが現れ、意識を失う失神が起きることもあります。1分間に100回を超えるものが頻脈で、動悸、息切れなどがみられ、徐脈と同様に失神を起こすこともあります。
そのほか脈が不規則に飛ぶ「期外収縮」と呼ばれる不整脈もあります。日ごろから自分の安静時の脈拍数を把握しておくことが、不整脈の早期発見には必要です。
心臓は四つの部屋に分かれており、右上に右心房、その下が右心室、左上が左心房、その下が左心室です。頻脈性不整脈が起きている場所によって、心室頻拍、心室細動、心房細動、心房頻拍などの名前がつけられています。
細動は細かく痙攣する様子を表し、頻拍は細動よりも痙攣の程度は低くなっています。「心房細動」では心房が300〜400回の割合で細かく震え、痙攣したような状態となり、心房から血液をうまく送り出せなくなります。
そのため心房内には血液が滞り、血栓を形成することもあります。また脳への血流も低下して、失神をきたすこともあります。「心室細動」では心室が同様に細かく震えるため、心室のポンプ機能は急速に失われて脳や全身に血液が送られない状態となり、失神・突然死をきたします。
突然死につながる危険性が高い頻脈が心室細動と一部の心室頻拍で、「致死性不整脈」とよばれることもあります。年間の患者数は心室細動が約5000人、心室頻拍が約1万2000人と推計されています(厚生労働省調査)。
この発作が起こる人で最も多いのが心筋梗塞や重症心不全などの心臓の病気が原因の物で、70~80%を占めるとされています。また30〜50代の比較的若い世代の男性に多い遺伝性不整脈のブルガダ症候群が心室細動の原因となることもあります。
頻脈の中で最も患者数の多いのが心房細動で、推定患者数は100万人以上と言われています。心房細動が怖いのは、放置すると脳梗塞のリスクが約5倍高くなるそうです。
さらに心房細動が原因の脳梗塞は脳のダメージを受ける範囲が広いために、死亡率が1.2倍になり重い後遺症になるリスクが1.4倍になるとされています。
心房細動の発症の大きな誘因は加齢ですが、そのほかに高血圧や心血管障害などの循環器系の持病や病歴があること、糖尿病、過度な飲酒、肥満などが挙げられています。
結局予防はいわゆる生活習慣病を注意する程度しかないのかもしれません。
健康な成人の脈拍数は1分間に60~100回ですが、何らかの原因があって脈が遅くなったり早くなったりするのが「不整脈」です。不整脈には脈拍が遅くなる「徐脈」と、速くなる「頻脈」があります。
脈拍が1分間に50回未満が徐脈で、息切れ、倦怠感、足のむくみなどが現れ、意識を失う失神が起きることもあります。1分間に100回を超えるものが頻脈で、動悸、息切れなどがみられ、徐脈と同様に失神を起こすこともあります。
そのほか脈が不規則に飛ぶ「期外収縮」と呼ばれる不整脈もあります。日ごろから自分の安静時の脈拍数を把握しておくことが、不整脈の早期発見には必要です。
心臓は四つの部屋に分かれており、右上に右心房、その下が右心室、左上が左心房、その下が左心室です。頻脈性不整脈が起きている場所によって、心室頻拍、心室細動、心房細動、心房頻拍などの名前がつけられています。
細動は細かく痙攣する様子を表し、頻拍は細動よりも痙攣の程度は低くなっています。「心房細動」では心房が300〜400回の割合で細かく震え、痙攣したような状態となり、心房から血液をうまく送り出せなくなります。
そのため心房内には血液が滞り、血栓を形成することもあります。また脳への血流も低下して、失神をきたすこともあります。「心室細動」では心室が同様に細かく震えるため、心室のポンプ機能は急速に失われて脳や全身に血液が送られない状態となり、失神・突然死をきたします。
突然死につながる危険性が高い頻脈が心室細動と一部の心室頻拍で、「致死性不整脈」とよばれることもあります。年間の患者数は心室細動が約5000人、心室頻拍が約1万2000人と推計されています(厚生労働省調査)。
この発作が起こる人で最も多いのが心筋梗塞や重症心不全などの心臓の病気が原因の物で、70~80%を占めるとされています。また30〜50代の比較的若い世代の男性に多い遺伝性不整脈のブルガダ症候群が心室細動の原因となることもあります。
頻脈の中で最も患者数の多いのが心房細動で、推定患者数は100万人以上と言われています。心房細動が怖いのは、放置すると脳梗塞のリスクが約5倍高くなるそうです。
さらに心房細動が原因の脳梗塞は脳のダメージを受ける範囲が広いために、死亡率が1.2倍になり重い後遺症になるリスクが1.4倍になるとされています。
心房細動の発症の大きな誘因は加齢ですが、そのほかに高血圧や心血管障害などの循環器系の持病や病歴があること、糖尿病、過度な飲酒、肥満などが挙げられています。
結局予防はいわゆる生活習慣病を注意する程度しかないのかもしれません。
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