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「ガン」の70%は予防できるという説

2024-09-21 10:32:47 | 健康・医療
ガンは遺伝子変異による細胞の病気と定義しています。これはあくまでも私が定義したものであり、科学的に定説となっているわけではないのですが、それ程突飛なものではないと考えています。

ここで遺伝子変異はいわゆる突然変異であって、自然に生ずるものですので予防法はないと考えていました。ところが最近色々な研究機構などから、ガン予防についての多くの報告がなされています。

世界ガン研究基金と米国ガン研究機構は、それまでに世界各地で行われた研究や大規模調査の結果を総合的に分析して、「食物、栄養、身体活動とガン予防:世界的展望」という報告書を公表しました。そのなかで有効と思われるガン予防法を10項目示しています。

1.肥満を避ける、2.よく体を動かす、3.カロリーの多い食品と糖分の多い飲料を避ける、4.植物性の食品を食べる、5.肉の摂取を控え加工した肉は食べない、6.アルコールを控える、7.塩分を控えカビの生えた食品は食べない、8.サプリメントに頼らない、9.できるだけ母乳で育てる、10。ガンになったことがある人も以上の助言に従う。

以上ですが、誰にでも予想が付くような予防法ばかりで、しかも聞き覚えのある言葉が並んでいます。肥満を避けるといわれると、内臓脂肪はメタボのもとという話しを思いだしますし、カロリーの多い食品や糖分の多い飲料はいかにも身体に悪そうです。

こういうことは生活習慣病の注意点と同じような気がします。これは不思議なことではなく、意外かもしれませんがガンは生活習慣病に分類されているのです。厚生労働省の公衆衛生審議会は、1996年に生活習慣病を定義しています。

生活習慣病は食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群であり、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、ガンなどを含むとされています。こう考えられるようになったきっかけは相次いで発表された論文でした。

米国人を対象にガンの死亡の原因を推定した有名な論文があります。1981年に出されたもので、膨大な調査結果を基にがんで死亡した原因として、どの環境要因がどれくらいの割合を占めているか分析したものです。

食生活の改善により予防できたはずのガンが35%、禁煙していれば防げたものが30%、ウイルスや細菌などの感染によるものが10%以上、飲酒が3%などとなっており、遺伝的要因によるものは僅か5%でした。

こういった研究を網羅した結果、先の10項目が出てきたようですが、私は全く受け入れられません。特に反論しませんが、ガンが生活習慣病の一種であるとは今でも生きているのでしょうか。繰り返しになりますが、ガンは予防できるものではないと思っています。


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