ごっとさんのブログ

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なぜ人間は人生の3分の1も眠るのか

2025-02-03 10:31:09 | 自然
退院してから寝室のベッドではなく、私の部屋に看護用ベッドを入れて寝ています。これはかみさんが寝ている状態をチェックしやすいようにですが、昼に寝ることがないのであまり意味がなくなっています。

私は比較的眠りに入りやすいようで、ベッドに入ってネコと少し遊び簡単に眠っているようです。人間はなぜ睡眠が必要かは、分かっているようでいてあまりはっきりしていません。特に1日7時間も寝る理由は分からないようです。

ここでは毎日の睡眠の仕組みなどについて概説します。眠る時間が極端に前倒しになったり、あるいは遅れたりする疾患があり、家族性睡眠相前進・後退症候群と呼ばれています。その患者には、時計遺伝子に変異が見られます。

いつ眠るのかのタイミングは、体内時計によって調節されているといえます。ヒトは夜に眠ることが多い昼行性の動物です。その理由のひとつはヒトの視覚能力が、昼間の明るい環境の方を得意としていためといわれています。

夜眠くなるのはなぜかという説明をする理論は、古く1980年代にスイスで提唱された睡眠の二過程モデルが提唱されています。

この理論はその後様々にアップデートされてきましたが、睡眠が「睡眠圧」と「体内時計」という2つの成分によって調節されているという点では一貫しています。睡眠圧は起きている代償として高まるもので、眠ることで解消されます。

睡眠の二過程モデルでは睡眠圧と体内時計の掛け合いによって、眠りにつくタイミングが決まるとしています。なぜ毎日それなりの時間を眠らないといけないのかも疑問としてあります。ウィスコンシン大学から、睡眠のシナプス恒常性仮説と呼ばれる仮説を発表しています。

生き物が眠る理由を紐解くカギを、シナプスが握っているというものです。この仮説では、シナプスのホメオスタシス(恒常性)に睡眠が関わっているとしています。ホメオスタシスは、生命がある一定の状態を保とうとする性質です。

睡眠という現象自体にもホメオスタシスの性質が備わっています。眠りが不足すれば、不足した分を補うように眠らせようとする力が働きます。起きている間にシナプスの結びつきが強まり、そうやって増強された接続が眠っている間、特にノンレム睡眠中に弱められるというものです。

神経細胞同士の接続を、ちょうど良い具合に管理するために眠っているのかもしれません。あまり分かりやすい文章となりませんでしたし、睡眠の時間の必要性も触れていませんが、体内時計も重要な役割を果たしていることは確かなようです。すっきりした解説を探してみます。


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