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肉と健康の関係

2019-11-08 10:29:14 | 健康・医療
肉食よりも、魚や野菜を中心とした食事の方が健康的と考える人は多いようです。

実際WHO(世界保健機構)でも赤み肉の食事が大腸ガンに関連があるとウェブサイトに明記しています。私は基本的に食事は、好きなものを美味しく食べられればなんであろうと健康的であると考えていますので、食事内容を気にしたことはありません。

最近赤身肉=不健康という従来の考えを否定し、赤身肉の食事を減らす必要はないと結論付けた研究結果が発表され話題になっているようです。

この研究結果を発表したのは、カナダのマックスマスター大学などの研究者を含めた、7か国14名からなる研究チームです。赤身肉や加工肉の消費と、心血管系の疾患やガンとの関連について調べるため、5つの体系的な調査を実施しました。

例えば赤身肉や加工肉の食事を1週間に3回減らした人を調査した結果では、心疾患や糖尿病、ガンのリスクの関連性は判明しませんでした。

こういった体系的な調査結果をもとに、多くの成人において赤身肉や加工肉の食事を減らしても、健康への影響はほとんどないと結論付けました。

この結論に反論する声も大きくあり、世界ガン研究基金は「赤身肉と加工肉には依然としてガンのリスクがある」と発表しました。さらにガンの専門家は赤身肉や加工肉の食べ過ぎは大腸ガンのリスクを上げることに同意しているとも述べています。

日本人は赤身肉や加工肉の摂取量が63gとかなり低い国となっています。国立がんセンターでは、45~74歳の男女約8万人の日本人に行った研究結果を2011年に発表しています。

その結果によると、毎日赤身肉80g食べるグループでは結腸ガンのリスクが高くなり、鶏肉も含めて肉の摂取量が最も多い男性のグループでは結腸ガンのリスクの上昇がみられました。赤肉と加工肉による大腸がんの発生については、日本人の平均的な摂取量の範囲ならば、リスクに与える影響はほとんどないと発表しています。

こういったことから赤身肉や加工肉の食事はガンと関連があると断言できないようですが、多くの人たちの経験則から、肉の過剰な摂取は健康に何らかの影響を与えると考えた方が、身体にはいいかもしれないという程度です。

私の感触としては、たとえ3食すべて肉食であったとしても、それほど問題はないだろうと思っています。健康は非常に多くの要素で決まるものですが、やはり食事と睡眠の占める比率は高いというのが私の基本です。

食事はとにかく美味しく食べられれば良いのであって、内容が健康に何かの影響を与えるというのは単に栄養学などのこじつけだと考えています。


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