今年は異様に早い梅雨明けから猛暑となったと思ったら、豪雨災害が続いたりと自然の天候変動はまだまだ人の力が及ぶところではないようです。
連日熱中症の警戒アラートが発表になっていますが、熱中症を防ぐには水分と塩分補給といわれています。
食塩といえば「高血圧の原因」とか「摂りすぎは身体によくない」と減塩のことが目に付いていますが、熱中症では重要なことが「塩分補給」となっています。食塩の成分のうち、生体に大きく関わるのはナトリウムです。
生体に必要なミネラルは約20種類あり、ナトリウムはカルシウム、リン、カリウムについで体内に多く含まれ、ヒトの体内には約100グラムのナトリウムが存在します。そのうちの約4割は骨の成分として分布しますが、残りのほとんどは細胞外液という部分に存在しています。
細胞外液ではナトリウムは浸透圧の調節、体内の水分量バランスの維持、pH(水素イオン指数)の調節など重要に役割を果たしています。また胆汁や膵液、腸液などの消化液の材料であり、神経興奮の伝達や筋肉の収縮にも重要です。
激しい運動などで大量の汗をかけばナトリウムは失われますが、通常でも体内のナトリウムは尿や便、皮膚から失われており、損失した分を食事から補っています。食事から摂取した塩分は小腸で吸収され、ほとんど(99%)は尿中に排泄されます。
その後腎臓で尿からナトリウムを再吸収することで損失した分が補われ、体内のナトリウムは量が維持されています。通常の食事をしていれば、ナトリウムの摂取が不足することはないとされています。
腎臓は水分だけでなく、ナトリウムイオンやカリウムイオンも一定の濃度にになるように厳密に調節されています。ナトリウムが多くなれば尿に排泄され、少なくなれば腎臓で再吸収して体内に戻すことで、体内のナトリウム量が調節されているのです。
食塩の摂取量は色々なガイドラインでも6グラム程度とされていますが、最低必要な食塩の量は1日1.5グラムという計算も出ているようです。
この摂取量に関しては、色々と研究されており6グラムでは足りないという結果も出ているようですが、通常の食事をしていれば不足することはないというのは確かなようです。
ナトリウムが体液の浸透圧の調整に関わるミネラルで、身体の機能を正常に保つためにはミネラルバランスが重要なことは確かです。またナトリウムはカルシウムやマグネシウムとも体内で相互に影響し合っていることが示されています。
結局ナトリウムが熱中症とどういう関係があるかはよく分かりませんが、ヒトの身体はちょうど良い濃度になるように細かく調整されていますので、摂取量を気にする必要はあまりないのかもしれません。
連日熱中症の警戒アラートが発表になっていますが、熱中症を防ぐには水分と塩分補給といわれています。
食塩といえば「高血圧の原因」とか「摂りすぎは身体によくない」と減塩のことが目に付いていますが、熱中症では重要なことが「塩分補給」となっています。食塩の成分のうち、生体に大きく関わるのはナトリウムです。
生体に必要なミネラルは約20種類あり、ナトリウムはカルシウム、リン、カリウムについで体内に多く含まれ、ヒトの体内には約100グラムのナトリウムが存在します。そのうちの約4割は骨の成分として分布しますが、残りのほとんどは細胞外液という部分に存在しています。
細胞外液ではナトリウムは浸透圧の調節、体内の水分量バランスの維持、pH(水素イオン指数)の調節など重要に役割を果たしています。また胆汁や膵液、腸液などの消化液の材料であり、神経興奮の伝達や筋肉の収縮にも重要です。
激しい運動などで大量の汗をかけばナトリウムは失われますが、通常でも体内のナトリウムは尿や便、皮膚から失われており、損失した分を食事から補っています。食事から摂取した塩分は小腸で吸収され、ほとんど(99%)は尿中に排泄されます。
その後腎臓で尿からナトリウムを再吸収することで損失した分が補われ、体内のナトリウムは量が維持されています。通常の食事をしていれば、ナトリウムの摂取が不足することはないとされています。
腎臓は水分だけでなく、ナトリウムイオンやカリウムイオンも一定の濃度にになるように厳密に調節されています。ナトリウムが多くなれば尿に排泄され、少なくなれば腎臓で再吸収して体内に戻すことで、体内のナトリウム量が調節されているのです。
食塩の摂取量は色々なガイドラインでも6グラム程度とされていますが、最低必要な食塩の量は1日1.5グラムという計算も出ているようです。
この摂取量に関しては、色々と研究されており6グラムでは足りないという結果も出ているようですが、通常の食事をしていれば不足することはないというのは確かなようです。
ナトリウムが体液の浸透圧の調整に関わるミネラルで、身体の機能を正常に保つためにはミネラルバランスが重要なことは確かです。またナトリウムはカルシウムやマグネシウムとも体内で相互に影響し合っていることが示されています。
結局ナトリウムが熱中症とどういう関係があるかはよく分かりませんが、ヒトの身体はちょうど良い濃度になるように細かく調整されていますので、摂取量を気にする必要はあまりないのかもしれません。
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