喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

喜久家を離れて ~加藤侑子さんより~

2010-04-05 | 喜久家の情報
 喜久家を離れてからも、たくさんのメンバーがお便りを送ってくれます。
それは、私たちにとってこのうえない喜びです。
今日は、加藤侑子さんからのお便りを紹介します。
加藤さんは、3月1日から15日までの喜久家国際ワークキャンプに参加してくれました。
岐阜県出身で、とっても明るい、田舎大好きの女性です。
詳しくは、過去のブログをご覧ください。

『お久しぶりですお元気ですか^^?

 最近は好天が続いてますが、農家の方たちの作業は順調に進んでいますか?

 たったの2週間でしたが、伊方での体験は私にとってとても有益なものでした。
初めてのかんきつ類の収穫、農家の人とのふれあい、小中学校の子とのふれあい、
2週間の共同作業共同生活…
すべてが私にとって新鮮そのものでした。

 実際にみかん畑に行き、みかんの収穫から出荷の手前まで手伝うことで、
スーパーに並んでいるだけのみかんのイメージしかなかったのが、
当たり前ですが、商品はひとつずつ誰かの手によって作られているんだよという事実を再認識することができました。
 愛媛から帰ってスーパーに行ったとき、思わずみかんコーナーに行って、
生産地等を確認しちゃいました。

 ところでこのワークキャンプは、若手が減少していく平礒に、
若い風を取り込もうという取り組みだと思うのですが、
私たちワークキャンプメンバーにも、新しい風を取り込むきっかけになったように思います。

 帰りしなに、愛媛大学の3人とスキとしょうの6人で、愛媛の観光をしたのですが、
みなこのワークを経験したことにより、日本の農家のこれからや
自分たちの将来について考えるところがあって、討論にまで至りました。(笑)

 昨日今日、なんとなんとなんと!!
スキとオードリーが名古屋に来てくれました!!
 先週から妹と二人暮らしを始めたので、
昨日は私の家で一泊して、積もり積もった話をしました。
 二人は伊方のワークの後に名張でのワークもあったのですが、
比べてみて、地域の方とのコミュニケーションが取れたことやメンバーの仲の良さ、
ワーク内容の充実などで、伊方は最高のワークキャンプだったよ、と言ってました^^
 またあのメンバーでワークしたいなって心から思います。

 ひーちゃんさーちゃんは元気ですか?
小学校の遠足からだったので、期間は短かったですが、
仲良くしてくれて本当に本当に嬉しかったです。
 別れるときはその分つらかったですが、また伊方を訪れるときに成長した2人に会える楽しみが出来ると今は思っています。
 その時には、またゆっくりお話しさせてください^^!』

 第二のふるさとと思ってもらえたらうれしいです。
私たちが、田舎に住んでいて気づかない、田舎のすばらしさを、若者たちは気づかせてくれるのです。
 「ちがいを豊かさに変えていく☆」
そんな取組を積み重ねていきたいと思っています。

 

                     岬人(はなんちゅう)