喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

映画「レインマン」

2010-04-07 | ブログ
 映画「レインマン」を観たことはありますか?

 1988年のアメリカ映画(アカデミー賞受賞)で、ダスティン・ホフマンが自閉症の男性を演じました。
この映画により、「自閉症」の理解が広がったと言われています。

 さて、今年度私は、特別支援学級を担当します。
特別支援教育は、近年の学校教育の大きな変革の1つです。
したがって、アンテナをかなり感度よく・高くかかげています。

 4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」。
自閉症の国際支援団体「オーティズム・スピークス」により、初代啓発大使に任命されたのが、ジョン・レノンの妻
「オノ・ヨーコ」さん(77)です。
「アートには世界を1つにする力がある。アートの力で広く関心をよびおこしたい。」
と。 
壁画を制作し、インターネット競売にかけ、売上金6万ドル以上を寄付したようです。

 自閉症について。
 先天的(生まれつき)な脳の機能障害で、発達障害の1つ。
全世界で6000万人以上がいるといわれ、増えているようです。
日本では、1000人に1~2人、全国で36万人以上。
知的能力が高いアスペルガー症候群(高機能自閉症)も含めると120万人以上。

 自閉症の人には、コミュニケーションが苦手、同じ行動をくり返すなどの特徴があります。
社会生活をするうえで、まわりの理解や支援が必要です。
知的障害・言語障害をともなう場合が多い。
「内気な性格の問題」などの誤解も多いようです。
 映画「レインマン」により自閉症に対する理解が広まりました。

 ちなみに、映画レインマンで、自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)の弟役をしたのは、
トム・クルーズ。
トム・クルーズといえば、「トップガン」「ラストサムライ」などでも有名です。
 そのトム・クルーズは、発達障害を公表(カミング・アウト)して活動していた
数少ない有名人のひとりです。
 彼の障害は、「LD(学習障害)」。
知能的には問題がないにもかかわらず、字が読めなかったり、九九が覚えられなかったり、
まっすぐ字を書くことができないなどの困難があります。

 彼は、子どもの頃から、この障害のためにさまざまな苦労をしてきたようです。
映画俳優として活躍するようになってからも、台本が覚えられないなどの困難があり、
録音しながら覚えるといったセルフ・サポートを行って、障害を克服してきたようです。

 アメリカなどでは、
「障害は、個性!」といった考えとして、理解が進んでいるようです。

 再び、映画「レインマン」を観てみたくなりました。

                          岬人


花のある学校

2010-04-07 | ブログ
 四国最西端の伊方町立三崎中学校には、たくさんの花が生けられています。

 花のある学校・職場は、潤いがあります。
 花は、なくても困るというものではないですが、
あると気分が全くちがいます。
 めんどくさい・お金がかかるなどという理由で、そういったものがけずられている世の中。大切にしていきたいものです。

 この花を生けていただいているのは、女性の教職員のみなさん。
特に用務員の竹本さん(高校時代の同級生)には、ずいぶんと心くばりをしていただいています。
今日も校庭に育てている花園から一輪ざしの花をつんで、校内20カ所以上に生けていただきました。
 写真は、雑談や読書など自由にくつろげるホールの風景。
ここだけで花びんが4つもあります。
 三崎中学校には、1年中花が絶えることはありません。
 
 ちなみに後方に円形のすてきな本棚が設置されていますが、
これは、地域の山下医院さんから本と一緒に寄贈されたものです。
 
 花のある生活。
本当にいいものです。

 さあ、明日はいよいよ入学式・始業式。
新しい1年の始まりです。

                        岬人

 

言葉のキャッチボール

2010-04-07 | ブログ
 毎日、たくさんの方が喜久家プロジェクトのブログを見ていただいています。
先週は、983人の訪問者があり、
2697軒の閲覧がありました。
 ありがたいことです。
実家の平礒の人口が45人であることを考えると。
このブログは、ふるさと平礒を出ている方にも見てもらい、ふるさとをなつかしんでもらいたいとも思っています。

 ブログに対して、たくさんの書きこみもあり、言葉のキャッチボールをさせてもらっています。
その中から、「ありす」さんの書きこみを紹介します。


『○ 三崎中学校ソフトテニス部の活躍が耳に入ってくるのがとても楽しみです!
  ぜひ、ベストなペアで臨んでいい結果が得られることを期待しています!!
 
 ○ こちらが元気をもらっています!!
  それは凄い試みですねっ!!
  生徒たちは、絶対に成長することでしょう!!
  Yes,we can!!

 ○ 子供たちは、大人と比べてとてもいいものをもっていますね。
  それは、
  地域への優しさ。
  老人への優しさ。
  感謝の気持ち。
  考える力。
  自立しようとする強い気持ち。
   ほかにもたくさんのいいことがあることでしょう。
  そこをきちんと理解できる人になることを私は目指します!! 』

 
 日頃から「子育ては、親修行!」
と思っていますので、ありすさんの子どもたちへそそがれる温かいまなざし、
ご自身の心がけ、に共感するところが多くあります。

 みなさんからの体験談、お考えなど、
ぜひお寄せください。
私からの一方通行ではなく、キャッチボールをしていただけると、
みなさんと共につくりあげる、すばらしいブログになるでしょう。
 
 これは、地域づくりにおいても、とっても大切なエッセンスです。

                      岬人(はなんちゅう)