喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ピンチはチャンス ☆

2010-04-16 | ブログ
 四国最西端の小さな小さな三崎中学校。

 部活動、ソフトテニスをとおして人生の道を学ぶ。
「ただの部活動と思うな。人生と思え!」です。

 部活動では、良いこともあれば、悩むこともあります。
まさに人生の縮図なのです。
 子どもたちより、ちょっと長く生きていて、多くの経験をしている私たち大人は、
そこで得たことを子どもたちに伝えていかなければなりません。

 ここ最近、チームが、ごたごたしている感じがしています。
それは、思ったようなプレーができない。
試合に勝てない、ことが原因。

だから、勝ちたいと思うがあまり、自分や自分のペアだけにしか目がいっていない者。
自分のことを見つめる勇気をもたず、他の人ばかりを責める者。
傷つくのがこわくて、何も言おうとしないか、陰口を言う者
結果などわかりもしないのに、もう勝てないと思ってしまっている者。

 そんな悪い考え方の習慣がついてしまうと、人生の多くにおいて苦しむことになります。そして、大切な周りの人を苦しませることになります。
 「そんな生き方でいいのか!」

 今のピンチは、次へのチャンス!真の成長とは、失敗の後にあると思います。 
今こそ原点に戻るとき。
「私たちなら、できる!」と。
 
 そこで、子どもたちに次のような言葉をプリントで伝えました。

『私たちはできる!
負けそうだなと思うと 私たちは負ける
もうダメかなと思うと そこからダメになる
できると思う心のどこかに 無理かもしれないという心がある
そして次から次へ 無理かもしれないという心が出てくる
失敗しそうだなと思うと 私たちは失敗する
不安が不安を生み 焦りが自信を失わせる

夢をつかんだ人たちをみてみよう
最後まで夢を追い続けた人たちだけが 
最後まで自分たちを信じ続けた人たちだけが
夢をつかんでいるではないか
すべては 私たちの「心」が決めるのだ
もし私たちが願い続けるなら 私たちはそのとおりの人になる

さあやろう 強い人たちが夢をつかめるとは限らない
頭のいい人たちが夢をつかめるとも限らない
「私たちはできる!」
そう信じ続ける私たちだけが 夢をつかめるのだ』

 「雨降って、地固まる」
ここが正念場です。
                  岬人(はなんちゅう)
                      

音のある風景 ☆

2010-04-16 | ブログ
 音のある風景は、ありますか。

 ある音を聞くと、思い出の風景がうかびあがってくるような。
昨日4月15日は、ふるさと平礒の春祭りでした。
春祭りといっても、神社で神事が行われ、
写真のような幟(のぼり)が立てられるだけのものです。

 久しぶりに祭りの日中にいあわすことができました。
遠い過去と同じように、いつもと変わらず、いつものように幟が立っていました。

 その時です。
幟が風にあおられ、柱がこすれる音がしました。
「ギー、ギュー、ギーコ」
その音を聞くと同時に、昔聞いた記憶が。
そしてその風景が、よみがえってきたのです。

 音のある風景、大切にしたいふるさとの音です。

                       岬人