喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

チャレンジド★

2010-04-08 | ブログ
 NHKで「チェレンジド」という感動のドラマがありました。
観られましたか?

 全盲となった教師が復職への困難をのりこえ、生徒たちや同僚の教師たちとのふれあいの中で成長していく、愛と感動のヒューマンドラマ。
 
 教職への夢をあきらめず、苦難をのりこえて教壇に復帰し、
もちまえのひたむきな姿勢とたゆみない努力で、
生徒たちに人を愛することの大切さを教えていく主人公と、
生徒たちとの心の交流を通して現代の教育のあり方や意義を問いかけるドラマでした。

 この「チャレンジド」の意味について。
 challenged(チャレンジド)というのは、「障害がある人」を表す新しい米語
「the challenged)」からきています。
神から、チャレンジ(挑戦)という使命や課題、
挑戦するチャンスや資格を与えられた人のことです。
 
 障害をマイナスとのみとらえるのでなく、
障害があるゆえに体験する様々なできごとを自分自身のため、
あるいは社会のため前向きに生かしていこう、
という想いをこめ、しだいに多く使われるようになっています。

 私も5年前、国立大洲青年の家(現在、国立大洲青少年交流の家)に勤務したとき、
担当した企画授業が、「チャレンジド・カヌー」。
 障害がある人とない人が、共にカヌーをとおして交流をしていこうというもので、
愛媛県内からとても多くの参加者がありました。

 みなさんのあの喜びいっぱいの笑顔が今も忘れられません。

 そして私は、その時以来
大洲市長浜町にある「まことやのパン」の店主、車いすのパン職人「次家誠さん」と
強い絆(きずな)で結ばれていくのです。
 
 このお話は、いつかまた。

                            岬人(はなんちゅう)

障害って?

2010-04-08 | ブログ
 映画「レインマン」に対して、すばらしいコメントがありましたので紹介します。

 私の大好きな、「パックン」と「おかけや」さんからのものです。

 パックンより。
『「障害は個性!」
 自閉症…私が係わっているボランティアでは障害児と健常児の合同キャンプをしてますが、本当にいろんな個性あふれる子どもたちでいっぱいです。
(本当にキャンプに参加してくれる保護者の方や子どもたちには感謝でいっぱいです)

 障害っていうと、少しとっつきがたい印象もあるかもしれません。
が、いざかかわってみると、私と何ら変わりのない、一生懸命に生きている自分と同じでした。

 世の中には約1%の人がなんらかの障害を持って生まれてくるそうです。
私自身はその1%にはなりませんでしたが、代わりに障害を背負ってくれた人たちがいることを常に忘れないようにしたいなって思います。

 みんな、本当に素敵な子どもたちです。
ぜひ個性あふれる子どもたちと一緒に素敵な1年を過ごしてくださいね。』

 パックンの活動は、「あいあいキャンプ」で検索してご覧ください。
 

 次にパックンの実践から得た考えを、ずばり端的にまとめたのが、「おかけや」さん。

『レインマン、大好きな映画です。
「『障害の有無』って、いったい何なのだろう」と考えたり、
「一緒にいることの大切さ」について気付いたり、
たくさん感じることの多かった映画でした。

 私が今取り組んでいるプロジェクトは、
私の大切な弟ともいうべき「レインマン」の存在は大きくかかわっています。
 私と彼は、同じ。
 私と彼は、違う。
「同じ」ことは、共に過ごすことが気付かせてくれます
「違う」ことは、お互いの存在の尊重につながります。

 たくさんの「おなじ」とたくさんの「ちがい」に気付ける日々にしたいですね。』

 
 このお二人は、机上の空論で言っているのではなく、
実践者なので、心にせまるものがあります。

 さて、あらたなコメントでつながりが広がっていきそうな予感。

                           岬人(はなんちゅう)