喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

北欧エストニアからの絵はがき

2010-05-11 | 喜久家の情報
 北欧エストニア出身のケルトという女性が、喜久家ボランティアとしていました。
昨年の7月から10月までの3ヶ月間。

 とてもかわいい、人なつっこい女性でした。

 そんな彼女から、突然、絵はがきが届きました。
あて名は、双子の娘たちへ。

 こんなことが、書かれていました。

『さやかとひかるへ
 こんにちは、お元気ですか。
私は、元気よ。
あのね、ケルトねえちゃんを覚えていますか?
一緒におばあちゃんの家で遊んでくれてありがとう。
さーちゃんとひーちゃんが来る日をいつも楽しみにしてたよ。

 今、私は専門学校で服を作ることを勉強しています。
いつか、ふたりにも何かかわいいものを作れるかな。
明日は、モデルをします。
すごく楽しみにしてる。
さーちゃんとひーちゃんは、まだ学校で運動が第一ですか。
すごいよ。私より早いよ。
 お兄ちゃんとお母さんとお父さんも毎日楽しいですか。

 別れる日、私にくれた手紙で
「忘れないでね」
と、書いていたね。
ゼッタイ、忘れないよ。
さーちゃんとひーちゃんが大好き。

 いつか、ふたなづ小学校の美術の先生に来たいな。待っててね。

          ケルトねえちゃんより CHU~ 』

 娘たちは、それはそれは大喜び。
「ケルトねえちゃんに手紙を書く」
と、言ってはりきっています。

 北欧エストニアからの手紙が、日本の田舎に届いたのです。
世界は、どこまでもつながっているのですね。
 そして、娘たちは、ケルトねえちゃんと遊んだあの夏休みを、
一生決して忘れることはないでしょう。
もしかしたら、いつかまた再会するかもしれません。
 
 夢は、広がります。
 佐田岬の小さな小さな郷の、
大きな大きな物語がつづきます。

                    岬人(はなんちゅう)

こいのぼりまつり

2010-05-11 | ブログ
 9日の日曜日に二名津地区で行われた、
こいのぼりまつりが、愛媛新聞に載りました。

 写真は、じゃんけん大会の様子です。
娘もおっちゃんと楽しそうにじゃんけんしています。
 子どもたちに聞いてみると、
「とっても楽しかった」
とのこと。

 子どもたちは、この二名津地域で、大きな夢を与えていただいています。

 このこいのぼりまつりは、
行政やお金にたよったものではなく、
住民自らが立ちあげた、夢のあるまつりなのです。

                岬人(はなんちゅう)

「筑前琵琶」のしらべ

2010-05-11 | ブログ
「筑前琵琶」の美しい調べをみんなで聞きませんか。

 親戚の「東温市安国寺 浅野泰厳住職」より連絡がありました。
泰厳さまは、自殺者予防や供養の取組を精力的に行っていることで有名です。
安全で豊かな時代になったとはいえ、毎年毎年10年以上も
3万人以上の方が自ら命を絶っているということは、
やはりこの世の中がどこかまちがっているような気がします。

 そのほかも、さまざまな活動を行っていますが、
川村旭芳さんによる、筑前琵琶の調べを企画されています。
 http://www7.ocn.ne.jp/~s-suinet/kyokuho.htm

 川村旭芳さんを少し紹介します。
8歳より母の勧めにより、筑前琵琶日本旭会 総師範、二代柴田旭堂に師事。
箏・尺八・胡弓などの若手演奏家で結成された、和楽器ユニット「おとぎ」代表。
門人会、「筑前琵琶 川村旭芳会」会長。
 独奏の弾き語りを活動の中心にすえつつ、和・洋・民族楽器、朗読、舞踊など他分野との共演にも力を注いでいます。
琵琶語りと朗読・演劇などを組み合わせた<音楽劇>の
創作活動をライフワークとしています。
 1998年より2010年まで、和楽器オーケストラ 邦楽合奏団「鼎」(KANAE)所属。
現代曲においては薩摩琵琶も演奏し、他の楽団などへの助演も数多いようです。

 日時   7/30(金) 18時~
 場所   アグリトピア
 入場料  大人¥1000 高校生以下 ¥500
 主催   佐田岬筑前琵琶を聴く会
 電話   089-966-3647

 以前、浅野泰厳さまより、この筑前琵琶の調べを平礒の神社でもやってみませんか、
という企画をもちかけられました。
 人口50人にも満たない小さな田舎で、
こんなすごい人に来てもらい、演奏会をするなんて想像したこともありませんでした。

 いつか、そんなことができたらいいな、と思っています。
 田舎には、独自の文化がありますが、
そこに味のちがった文化を取りこんでみるということは、実に創造的です。

「違いを、対立ではなく、豊かさに変えていく」
そんな取組を考えています。

                 岬人(はなんちゅう)