喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

日本が大好きなケルト

2010-05-12 | 喜久家ボランティア
 初めての日本。
もちろん、受け入れとしてもエストニアなんて初めてです。

 写真は、昨年の夏喜久家で3ヶ月活動してくれたケルトです。
隣は、姪の白澤百恵、両側は私の双子娘。
 8月14日の平礒盆踊りで撮ったものです。

 子どもたちは、みんなケルトが大好きでした。
イラストが得意なケルトに、絵を描いてもらったり、
エストニアの写真を見せてもらいながら、お話を聞かせてもらったり。

 ある日ケルトが来ていたかわいいシャツを見て、
姪が
「それは、どこのブランド?」と聞きました。
するとケルトは、
「これはとても安く買って、自分でかわいく作りなおしたのよ。」と。

 多くの日本人は、豊かさに埋もれ、
「かわいいものや良いものは、ブランド品」
「ブランド品を持っていれば、どこか誇らしげ」
と、いったところがあります。
 
 でもエストニアのケルトは、
「世界にたった1つしかないものを持っている」
ということがうれしいようです。
だから、自分が思うようにアレンジしたり、手直ししたり。
とっても、物づくりが好きで、得意なのです。


 ケルトに聞くと、
エストニアでは、そんな人が多いらしいです。

 私たち日本(人)は今、
とても大切なことを忘れているのかもしれません。
物づくりは、私たち日本人にとって、
とても楽しみなことであったし、世界に誇る得意なことであったはずです。


 ケルトから届いた手紙を読みながら、
こんなことを思い出しました。

                   岬人(はなんちゅう)