喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ふるさとをあとに

2011-01-03 | ブログ
お正月をふるさとで過ごした人たちが、帰って行きます。
昨日2日のことです。
名古屋に住んでいる佐知姉ちゃんが平磯を発つ前にうちに寄ってくれて、
子どもたちみんなにお年玉をくれました。

佐知姉ちゃんは、平磯に一人で住んでいる80歳を越えたモモコおばちゃんに会いに、
毎年お盆とお正月は必ず帰って来ます。
腰が曲がり、杖をついてしか歩けないモモコおばちゃんは、
最後の見送りをするために道路まで下りて来ました。
運転席まで歩みより、最後の言葉をかけ、手をふるおばちゃん。
「気をつけて帰ってよ」
と言いながら私たちもみんなで大きく手をふりました。
佐知姉ちゃんの車が見えなくなるまで。

 モモコおばちゃんもさびしそうに見つめています。
すぐに帰ろうとせず、佐知姉ちゃんの車が対岸の釜木を通り去るまで見送っていました。
これは、田舎でよく見る光景です。
 かつて、亡きミチヱばあちゃんも私たち孫を同じように見送ってくれました。

 ふるさとで温かい時間を過ごし、再び離ればなれの生活。
またそれぞれの新しい生活が始まります
お盆に会えることを楽しみに