喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

「永遠の今」 はーと・ねっと・クラブの徒然日記より

2011-01-17 | ブログ
 15日の土曜日は、私にとって
嵐のようにゆさぶられる日となりました。

「はーと・ねっと・くらぶ」のことを
実際に聞かせていただいて、もっと知りたいと思い、
代表の田中さんのブログをのぞいてみました。

 そんな中に、
あの夜熱く語られていた想いを感じるような内容のブログがありました。
事後承諾になりますが、紹介させていただきます。

 題名は、「永遠の今」

『何年か前に「はーと・ねっと・くらぶ」に所属していたメンバーから会社に電話がありました。 
するとそのメンバーはいきなり私に対してお詫びを言うのです。 
「自分が所属していたときにとても中途半端なことをしてしまったこと、
そのために私をはじめその時のメンバーやキャンパー保護者に対してもご迷惑をおかけしたこと、
そのことが自分は気になっていたくせに素直な気持ちを表現しなかったこと、
そのことをどうしても伝えたかったこと、
そして自分はこれからどういう人間であり続けるか」
の決意を正々堂々と述べられた。

 そのメンバーは泣いていた。 
しかもボロボロに泣いていた。 
それほど大きな勇気を必要としたのだろう。 
それほど大きな重荷になっていたのだろう。 
それほど心を占領していたのだろう。

 少し、私にもわかる。

 私はしばらくして答えた。
「ありがとう。 
今の気づきと行動は素晴らしいね。 
私が君の年の時では考えられない。 
それほど深く考え続けたということだなぁ、 
何も問題はないよ、 
ありがとう。」   

 そういうと受話器の向こうからとめどのない嗚咽が聞こえてきた。  
 長い間固まっていたものが、
怒涛と化した魂によって崩され流される様を見た気がした。

 これまでの時間はこのメンバーにとっては恐ろしく長い時間であったかも知れない。  
がしかし、それと同時に一生かかっても出来ないことを成し遂げた短い時間だったともいえる。  
それほど価値のあることだと素直に思えた。  
なぜなら私はまだこのメンバーがした行為を、多くの人に対してし切れていないから。

 かつてかかわった、そして今かかわっているいろんなメンバーがいろんなところで、いろんな思いの中で生きている。 
 過去という区切りはどこにもなく、
永遠の今と永遠に結びついている。

 そのことを思う。    
 いつだって気づける、 
いつだって言える、 
いつだって動ける、 
いつだって変われる、 
どんなにボロボロだろうが、 
どんなにみじめだろうが、 
どんなに孤独だろうが、   
生きてさえいれば ・・・ 』

 どこまでも人を信じ、その人の気づきを待とうという田中さん。
喜びもあれば、ずいぶんと孤独感を感じることも多いのではないでしょうか。

 あっつ、余計な解釈はいりませんね。
とにかくこの文章を読んで、熱くなりました。
 ぜひ、見てみてください。

 ブログ http://www.aobaland.com/aobatochi/

                        岬人