kimitsuku独り言

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『北の国から』 30周年

2011年06月03日 | 日記
        
 北海道富良野を舞台にしたTVドラマ『北の国から』が始まったのは、1981年。
印象的なテーマソングと共に今も記憶に残る、倉本聰シナリオの人気ドラマ。
30周年を迎えたのを記念して、富良野市にファンの交流広場がオープンした。
先日の広場オ-プンには倉本聰氏も駆けつけて、その後の黒板五郎一家の
消息を語ったそう。二人の子供・純と蛍は、震災に遭った東北でボランティアに
励んでいる。五郎は孫を引き取ってあの石の家で暮らしている…とか。
 倉本氏が今回の震災について、『二つの覚悟』と言う文章を書いていた。
このまま現在の便利な、しかし危険と隣り合わせの文明社会を選択する覚悟、
今ひとつは、数十年前の簡便で質素な生活に戻る覚悟。
 30年前、快適便利な都会生活を捨て、電気も水道も無い山奥に移り住んだ
五郎と子供たちのドラマは、実に多くの示唆に富んでいた。
「いま、黒板五郎という生き方」が、話題になるのも時代というものだろう。
        
 幼かった純と蛍が富良野の大自然の中、周囲の人々に育まれ大人になって
ゆく過程が丁寧に描かれ、毎シリーズ大きな感動を受けたものだった。
人間の絆、社会の矛盾、自然環境破壊など、それぞれの時代を厳しく見つめ
しかし温かい人間賛歌のドラマだったと思う。
 間もなく富良野はラベンダーの季節。東京から訪ねて来た母と別れる切ない
シーンが懐かしく甦る。30周年を記念して再放送してくれないかしらねぇ…。         

コメント (2)
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