
『無財の七施』とは、例え財産や知力や地位が無くても、
誰でも何時でも簡単に行うことが出来る布施(修行)のこと。
① 慈眼施(じがんせ)慈しみに満ちた優しい眼差し
② 和顔施(わがんせ)和やかで穏やかな表情
③ 愛語施(あいごせ)優しく思い遣りのある言葉
④ 捨身施(しゃしんせ)身体を使って奉仕する
⑤ 心慮施(しんりょせ)心を配り喜怒哀楽を共にする
⑥ 床座施(しょうざせ)座る場所や地位を譲る
⑦ 房舎施(ぼうしゃせ)雨風をしのぐ住居を譲る
社会福祉を学ぶ経過で知った言葉ですが、日常生活を過ごす上でも
身につけたい教えです。東日本大震災に際して、何も出来ない自分を
申し訳なく不甲斐なく思いつつ、しかし被災者に心を寄せることだけは
忘れずに居たいと思っています。恐らく日本中の人々が同じ心持ちで
一日も早い復興を、平穏な暮らしの再建を願っていることでしょう。