kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

アカシアの花が咲いて

2011年06月25日 | 日記
        
 6月の札幌の街はアカシアの白い花が咲いて、甘い芳香に包まれる。
明治時代に渡来した時にはアカシアと呼ばれたが、後に本来のアカシアが
輸入され、区別するためニセアカシアと呼ばれるようになったと言う。
何だかインチキ詐称めいて気の毒な樹木だが、北原白秋の『この道』や
西田佐知子『アカシアの雨がやむとき』、石原裕次郎の『赤いハンカチ』も、 
札幌をロマンティックに歌ったアカシアは、全てこのニセアカシアのこと。
 ニセでも何でもアカシアが咲くこの季節、風にハラハラ舞い落ちる小さな
花のシャワーを浴びて歩くのが好きで、思わず知らず気分は西田佐知子

                  

          アカシアの雨がやむとき   作詞:水木かおる

     アカシアの雨に打たれて このまま死んでしまいたい
      夜が明ける 日が昇る 朝の光の その中で
       冷たくなった 私を見つけて あの人は
        涙を流して くれるでしょうか
 
      アカシアの雨がやむとき 青空さして 鳩が飛ぶ
       むらさきの 羽の色 それはベンチの 片隅で
        冷たくなった わたしの抜け殻 あの人を  
         探して遥かに 飛び立つ影よ
                   

 陰々連綿と続く“恨み節”。西田佐知子の気だるい歌唱が何とも魅力的で、
今も季節限定で思い出す、懐かしい一曲です。
コメント
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