山登りとバイクの旅

山の写真、山行、バイクツーリング

小渋ルート 赤石岳登頂(2日目)

2010-09-20 19:15:57 | 南アルプス
9月20日(日) 小渋ルート 赤石岳(2日目) 山小屋泊 単独+単独 天気 晴れ
             行動時間 7時間5分    

夜はシュラフカバーにダウン上下を着て寝たら暑くてシュラフカバーから手を出して
寝たくらいで暑かった。

朝方3時頃起きてトイレへ行ったら満天までいかないが星は見えていたので
御来光に期待、もう一度寝る。

4時過ぎには周りがゴソゴソしだして私も朝食の準備をするが食欲がない。
しかし朝ご飯は米一合に味噌汁、梅干し、マグロ昆布にニンニクの味噌あえ
お湯でコメを浸したのですぐにお湯が沸き、コメに芯が残りイマイチだったが
頑張って完食その頃に日の出時間となる。
 
<小屋前の赤石岳から>


山頂の小屋はやっぱりいいですね。出遅れてのんびり朝食を食べて
インナーダウン上下にサンダルのままで日の出前の御来光を待つ!
今日は雲が多かったがその分、雲に朝日をうけて赤く染まる。
目の前に富士山、最近北アルプスから見ていたのでとても近く感じた。

<モルゲンロートの小屋>


下界の雲から太陽が顔を出してやっと山に朝日があたり始めたが赤石岳だけが
いい感じに朝日を浴びて赤く染まった。
あー撤収下山の準備、小屋宿泊者はもうほとんど出発して
数人のみ小屋のオヤジさんに挨拶をして6時に出発

<赤石岳山頂から>


山頂へ行くともう下りたはずの○橋さんが・・・
5時半くらいに出発していたのでもうとっくに小渋を下りていると思ったら赤石岳の
山頂で待っていてくれた?・・・
30分以上は待っていてくれた!寒いのに写真を頼みすぐに下山開始

<南アルプスの雲ノ平こと?富士見台>


稜線は風が強く、昨日とは全然違う寒さ
まだ薄い雲があるので景色は今ひとつだったが、展望はなんとか見れる。
昨日○橋さんと福川の廃道を下る事を持ちかけたが、気持ちの準備をしてきてないので
お互い小渋をそのまま下りることで合意はしていたが・・・

<小赤石岳から赤石岳>


カメラの撮影モードが合ってなかったか、写真がパッとしない風景が多い。
薄い雲もありベストではなかったが。

<荒川岳こと中岳と東岳>


久しぶりの荒川岳も素晴らしい。圧巻の景色
元気なら荒川を登ってから下山も出来たかもしれないが
今回はあくまで下見がてらだったので欲は出さなかった。

<船窪から崩壊地の大滝>


一人で下るはずか二人になったので下山は退屈はしなかった。
船窪まであっという間に辿り着いた。
写真の滝も今日はよく見えた。

<広河原小屋内部>


下山も時間は短く感じたが結構、足くる。
早い時間小渋から登る3人のパーティと出合う。苦しい所で汗ひとつかかずに
登ってくる。登り慣れているのか?休憩後だったか・・・
広河原小屋付近ではもう一人単独の登山者と出合った。
これで私たちも含めて4組が登山している。
意外と登る人が多いこのコース、もっとも昔はメインルートだったので
利用する人が多いのか。
ウエストンも赤石岳を登った時はこの小渋ルートで登ったらしい。

<好天の日曜日>


この日は昼近くになっても好天をキープ稜線はまだハッキリ見える。
あー羨ましい・・・
小屋で川へ入る準備をしてさらに下山開始

<川渡り>


二人で川を渡る回数を数える。
3回目まではゴアテックス靴下のおかげで水濡れゼロだったが
4回目で足を滑らし下山もやってしまいました、股下まで濡れ
後は濡れるのを恐れず、バシバシ川を渡るようにした。

○橋さん金曜日の朝にくらべればだいぶ水位が下がったらしい。
金曜日に良く来たなーと思うがこの人も無事下山

今回このコース下見から1週間で計画、実行この時期に登れて
今年は本当にラッキーだったかもしれない。
河原歩きでなれないガレ場を歩き、帰りも何でもないところで転倒
顔を擦り剥いた。川以上に河原歩きも気を付けないと思った登山だった。

このコース気に入ったので来年も登るしかないか!?

小渋ルート 赤石岳登頂(1日目)

2010-09-19 22:10:12 | 南アルプス
9月18日(土) 小渋ルート 赤石岳(1日目) 山小屋泊 単独 天気 晴れのちくもり
         行動時間 8時間5分    
 
出発前日木曜日に結構な量雨が降り小渋川水量増えてるだろうなと思いつつ
止めるか、行こうか悩んでいたが天竜川上流河川事務所の七釜ライブカメラ この映像を見て決行!

金曜日の朝に水量が多かったが、夕方にはだんだん水量が下がってきた。
朝にはもう少し下がるだろうと予測して金曜日の夕方6時に家を出て大鹿村へ

夜10時頃にビガーハウスへ到着して車中泊した。
(朝トイレがあるのでここへ泊まる)

起床時間は朝方、河原へ入る頃明るくなるように5時出発
うす暗いなか七釜砂防ダムから落ちる水の音がすごく少し怖じ気付いたが
七釜橋からの川を見ると先週 金曜日に下見に来た時より気持ち多いくらいだなー

<七釜橋からの川>          


とりあえず入水ポイントまで進む事に

<河原を渡る装備?>


登山靴を濡らす訳にはいかないので河原を渡る靴を準備
沢登りはした事がないので沢靴はないので何かを代用しないと思い
トレランシューズ+プラスゴアテックス靴下

効果は・・・うーん?
この靴にフエルトを張った方が良かったかも!
河原歩きは○だったが、水の中のコケはつるつるで行きにイチコケして足を
擦り剥く(大したことはなかったが)

ここでパンツまで濡れて諦めが付いた。ゴアテックス靴下のなかまで
水が入りもうどこでもOK状態になりあとは川の浅いところを狙って川渡りをした。

<高山ノ滝>


ここまで7カ所くらい川を渡る。
川が右に流れたら、左の河川敷へ渡り
川が左に流れたら、右の河川敷に渡る。
なるべく直線的にフォールラインを進む

<泡が立って流れている川は避ける>


川幅が狭いが泡がたっているところは底も見えないので
渡るのは避けた方が良い。流れも急なので膝くらいの流れを見つけて渡るべし

<小渋川上部>


高山ノ滝を越えると川幅が広くなりひと安心
この先に大きな沢が二つ(キタ沢と)分かれているので、写真左側の草むらの方に
印があるので進行方向の左へと進路を変える。

<小屋へ到着>


本流へと進むとさらに河原が広くなり、今度は進行方向の右側を歩き
福川と本岳沢の合流沢を渡り広河原小屋少し林の中を歩く。
ここまで気合いが入っていたので2時間30分で到着、ひと安心
着替えを済ませトレランシューズは小屋へデポ
30分休憩をして8時に出発

<山へ取付きのポイント>


小屋から大聖寺平まで6.5kmの表示が500mごとに表示があり
ペース配分が分かる。
いきなり倒木、急勾配の登りで沢足から、山足へ切り替えないといけない。
のんびり登る事を心掛ける。

<手付かずの自然>


南アルプスの長野側からの登りはシダ、コケ類がすごく多く原始的な
光景が広がる所が多い。
高山植物もいいが、私はコケ類も緑深く素晴らしいと思う。
静かな山を感じる事が出来る。

急勾配、尾根歩き、そしてまた急勾配と長く展望がなく睡魔が襲ってくるが
やっと森林限界が近く。

<生い茂るナナカマド>


松から、シラビソ、ナナカマドそしてハイマツと森林限界は近い
ガスっていたので稜線は見えないが大聖寺平は近いはず。

<稜線へ出るとライチョウが挨拶>


ハイマツが道を隠し登山道が分かりにくいがやっとガレ場へ出ると
ライチョウがお出迎え。泣き声がするので目をやると4羽歩いていた。
じっとしていると至近距離まで近づいてくる。エサ探しに夢中である。

<大聖寺平到着>


登山口から6時間の格闘で稜線へ到着
出発する時は日帰りも考えていたが赤石の避難小屋泊を決めて進む
稜線へ出ると人だー、荒川方面から4人確認

小赤石岳の登りで休憩していると一人に追いつかれ挨拶し話すと
昨日小渋から登ったと言う人が・・・今日は赤石の避難小屋泊で一緒なので
小赤石岳まで昨日の川の状況など話しながら登る。

<小赤石岳から分岐赤石岳方面>


昼過ぎは時々ガスが切れて視界がパーと広がる事があったが赤石岳へ到着すると
視界ゼロ、小渋から登って来た人が今日、赤石岳登頂が静岡の山 ちょうど100座目と
言う事なので写真を撮る。マジックで100座目を書き込んで記念撮影

足かけ7年で達成だそうでいろいろんな山を知っているので話を聞けて
登っている間、参考になる事ばかり聞けた。

避難小屋へは14時過ぎに到着
小屋到着は2番手で一人椹島から8時半に出て14時に到着の女の人が
一番だった。(スゴイ速い、私より早い)

今回3回目の赤石避難小屋
小屋番の人は一日で小渋から来たと言ったらすごく歓迎してくれて
奥茶臼までいって下山したらと勧められた。大沢岳から丸山までは道が
繋がっているらしいが、今度奥茶臼まで歩いて報告してくれと・・・

なかなか難しい注文だー
しらびそ高原から稜線は繋がっているのは知っていたが小渋からならこのルート
周回してまわれるコースだー もしかしたらもう誰かがやった事があったりして?

世の中にはコツコツと凄い事をしても、公表しない人も多いと思うので・・・

この日は夕方も視界が開ける事無く夕焼けはお預け
消灯まで山話に花を咲かせて楽しいひと時を過ごせた。

夜は暑くあまり寝れなかった。2日目につづく


小渋ルート 赤石岳登頂

2010-09-19 19:39:13 | 南アルプス


やりました!

小渋ルーから赤石岳登頂
天候にも恵まれ川の水位が安定していたので無事に帰って来れました。

湯折の登山口今日、日曜日は11台が駐車しておりたくさんの人が
小渋川へ入っていると思われます。
(釣り人?、うち登山者4組は確認単独3人グループ1組)

登山道も小渋川から広河原小屋まで所々印があり、川渡りには利用者のケルン(石積み)等が
あり迷う事はなかった。

広河原小屋からの登山口とりつぎも印がはっきりあり迷う事はなかった。
森林限界当たりがナナカマド、ハイマツがおおい茂り不明瞭な所があったが
地図を見ればルートは確認できた。

久しぶりの大満足の登山、また赤石避難小屋での楽しいひと時を過ごせた
山行となりました。

レポは後ほど・・・

赤石岳 小渋ルート下見

2010-09-10 21:35:20 | 南アルプス


本日仕事をお休みしたのでちょこっと冒険へ
バイクで赤石岳の小渋ルートの河原を下見に!
前から気になっていたルートだが川越があるので初心者が歩く時は上級者と同行とのルート

車なら行く気にならないがバイクなら大丈夫
涼しい高原も走れるし夜勤明けだったが朝7時過ぎに目が覚めて9時に家を出た。

上着はアンダーシャツにモトジャージで出かけたが、さすが日陰、
標高の高い所1000m以上は寒くて久しぶりに寒さに震えてしまった。



この河原ルートゲートをくぐり河原に下りて橋を渡り、しばらくは綺麗な河原の道路が
あるがすぐに荒れて石ゴロゴロのルートになった。
榛沢より上流は川を渡らないと前に進めなくなりここで引き返して来た。
台風あとの3,4日目だが水は思ったよりは少なく思えたが
雨が降る前ならもっと水は少ないのか?ただ一たびゲリラ的に雨が降れば
このルートは使えないのは分かった気がした。



一人納得して帰路へ



こんな高原を走って寒さに震えながら



これまた久しぶりのしらびそ高原
標高1833米はさすがに別世界風は完全に秋だった。

往復396km 9時間、久しぶりのバイク走行で肩が凝ったが涼しいところにも行けたし
寝不足もなんのそのリフレッシュ出来た一日になった。

明日は後輩の結婚式
3週連続外泊の私、ハメを外さないように気を付けよう!


”南アの女王”雪の仙丈ヶ岳3日目

2009-12-30 21:46:57 | 南アルプス
12月28日(月) 冬の仙丈ヶ岳3日目 雪のち晴れ 
          北沢峠~戸台 下山 行動時間 5時間5分



3日目は天気が一転朝から雪
北沢峠ではパフパフの新雪で10cmくらいは積もっていた。

下山の時に雪なんぞ、今回冬山を楽しませてくれる天気
後は下りるだけなので全然問題ない。
アイゼンは付けた方が安心だが私は付けないで下りる。



松に積もった雪で遊んでいる子どもオジサン達
昨日は疲れ過ぎか何度も夜目が覚めて眠れなかったが足は軽く
身体も気分も軽かった。



雪は河原へ下りて来てもまだ降っていた。
高速道路も降っているかと思ったがそこまではなかった。



駐車場まで下りてきたら雲が切れて甲斐駒ヶ岳が顔を出し挨拶してくれているような。

この時期初めての3000m級雪山、最高の天気、ベストなタイミングで登る事ができて
しかもそれほど混雑もなく小屋宿泊も楽しめて2009年の山登り納めになった。
南アはこの時期積雪が北アに比べれば比較的に雪が少ないので天気さえ良ければ
登れるチャンスはあると分かった。
来年はスキルアップしてテントを上げて登りたいと思うが、一度あの快適
山小屋を経験してしまうと折れるかも。

来年の経済がもっと厳しくなればハングリー精神(金欠)でテント泊も十分
考えられるのでまた一年鍛えておかないと。
重荷はなれないとほんと厳しいからなー

”南アの女王”雪の仙丈ヶ岳2日目

2009-12-29 21:39:53 | 南アルプス
12月27日(日) 冬の仙丈ヶ岳2日目 快晴 朝無風
          北沢峠~仙丈ヶ岳ヒストン 長衛荘泊 行動時間 8時間20分

GPS地図 黄色往復

24時間暖炉、ストーブが焚いてぽかぽかの小屋
冬用の寝袋を今回新調したが、暑いくらいで寝袋から手を出して寝てちょうどよいくらい。

私は素泊まり、食事なしなので朝いつでも出発でも良かったが二人は朝食付き
だったので、5時に頼み6時過ぎに小屋を出発(ちょっと遅かった)

この日は夜から快晴で、星が見えていたが朝もバッチリ
朝焼けが綺麗だったが、稜線まで上がれなかった。
日の出2時間前に上がれば景色の良いところまで登れたかもしれなかった。



朝7時半登り始めて1時間半の場所(北岳が見えるポイントまで来た。)



トレースもしっかりついていてありがたい。
2時間で大滝頭に到着 稜線までもう少し



甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)も全部見えるように。
ここからの稜線歩きはゆっくりまわりの景色を見ながら楽しめる。



2時間半で森林限界の稜線まで登る。
せめて日の出の時にここまで上がり朝焼けを見たかった。
(この日は木のすき間から北アルプスの方が結構赤くなっていたのに・・・)
反省、寒さに負けず早く行動するように心掛けたい



3時間半で小仙丈ヶ岳へ到着
天候にさえ恵まれれば、ここまでならアイゼンを付けえて歩ける登山者なら
問題なく登れるだろう。
まっ白い仙丈バックにこの写真イイです。



小仙丈を過ぎると少し平らな稜線を歩き、目の前にこの景色
私も初め見た時はえー登るのと思ったがその場所へ行くとそれほどでも
なく危険を感じる所はなかった。
ここを登れば仙丈ヶ岳はもうすぐ



右の前に仙丈ヶ岳が見える場所
ぐるっと右に巻いて行けば3033mの頂上!



ちょっと興奮して変なポーズになってしまった。
5時間半で登頂成功!!



富士山、北岳の共演
ほんとこの日の天気に感謝です。
中央アルプスはもちろん、北アルプス、八ヶ岳、乗鞍、御岳、白山、浅間山
などなど日本のアルプス全部見えたほど視界良好でした。
さすが山頂20分ほどで寒くなったので撮れるだけ写真を撮って
下山開始



強風の時はこの場所が一番危ないかな?!
ほんとこの日はこの時期にしては風が穏やかで問題なく登らさせてもらった。



いちばん雪が多い森林部もこの通りトレースが付いていて夏道より歩きやすい。
この日は結局、私たちを含めて7パーティーくらい、20人ほどが仙丈を登っていた。

冬の連休3000m級の登山初めてで少し臆病になっていたが条件が良ければ
問題なく登れる事が分かった。ただ冬山は荒れた時が怖いので計画、装備はしっかり
最悪の条件を想定して行かなければと思った。
1日ずれれば動けなくなる事もある事を・・・

あとは下山、あったか小屋へ戻るだけ
昼から少し風が出たが、冬の風ではなく問題なく下りてこれた。
14時20分に小屋到着
雪山は寒さでも疲れるので疲労感はあったがまたまたビール、芋焼酎で体を癒し
甲斐駒ヶ岳へ登った人の話も聞けて夜も楽しく過ごせた。

3日目につづく・・・

”南アの女王”雪の仙丈ヶ岳1日目

2009-12-29 19:47:29 | 南アルプス
12月26日(土) 冬の仙丈ヶ岳1日目 曇りのち晴れ
          戸台~北沢峠 長衛荘泊 行動時間 6時間20分

GPS地図 黄色1日目登り

朝4時過ぎから雨で長野へ行くとさらに雨脚が強くなり今日の天気が気になったが
7時30分戸台登山口 駐車場へ到着のときには雨も上がり出発



駐車場から堰堤ふたつ越えるまでは右岸を進む(車が通れるくらいの道)



右岸を進むと川がS字に曲がり道をふさぐ
登山道か工事の印か?行きはこの場所、岩を越えて進んだが適当な所で
川を越えてまたすぐに右岸に戻った方が歩きやすい。
途中で今度は左岸に渡り旧登山道のルートが河原歩きより歩きやすい。



3つ目の堰堤は左岸に越える場所がありここから丹渓山荘までは左岸の歩きやすい
ルートで進む。
この辺りから山の雲が切れはじめ・・・

<10時30分の双児山と駒津峰>


<11時30分の双児山と駒津峰>


30分でこんなに雲が切れて空が晴れる。
この天気は明日までつづく



丹渓山荘のとり付きは足場が悪く歩きにくいが八丁坂は傾斜が緩いので
まだ登りやすい。しかしやっぱり登りはエライ・・・
登り終えて薮沢の大崩落の場所から小仙丈ヶ岳と稜線方面 雪煙がすごく
稜線は風が強いのが分かる。



やっとラストが近づく。八丁坂までは雪が少なく行く前に小屋へ電話したら
北沢峠で30cmくらいの雪と言っていたのでちょっとサバ読んでると思ったが
大平山荘辺りから納得の積雪
14時30分くらいに長衛荘へ到着
久しぶりに大荷物を持っての登山堪えました。

26日は年末年始小屋開き初日で私たち三人ともう一人だけの利用でした。
戸台の駐車場も10台くらいの車しかなかったのでこんなもんなのか?
もう少し人がいると思ったが・・・

小屋到着と同時にすぐにビール、芋焼酎を飲んだので気分良く消灯まで過ごせた。
二日目仙丈の避難小屋宿泊計画はほぼ到着と同時に長衛荘連泊に変更!



一緒に行った人が山小屋のオヤジさんと話がしたかったと言っていたが
今年4月から小屋を竹元さんへバトンタッチしたらしく若い沖縄顔の人で(ほんとは長崎)
とても感じのいい人で、昔MTBでダンヒルをしていた自転車乗りでもあり、
炭焼き職人履歴もありと変わった遍歴の持ち主
長崎から山小屋の管理人になった話をもう少し聞きたかったかな。

2日目へとつづく・・・

伝付峠敗退、椹島から鳥森山へ!

2009-03-07 21:39:26 | 南アルプス
3月7日(土) MTB(畑薙ダム~赤石ダム~滝見橋敗退) 登山(椹島~鳥森山)
       TOTAL 所要時間7時間40分

完全に惨敗、考えが甘かったです。
暖冬が頭にあり雪が少ないの固定観念から南アルプス林道も雪がないだろう。
と思いこんでいたが、先週月曜日の雪(だと思う)があり北斜面の林道は
積雪10~20cmあり二軒小屋までたどり着けず伝付峠は次回に
持ち越しとなった。

前日に駐車場到着
第一畑薙ダム手前の崩落工事で3月15まで車両通行止め
この日はブルトーザーでバリゲードして車が通れず。
東海フォレストの夏季駐車場が冬季駐車場になっていた。
(上記の工事は時間帯で通行可能時間あり 工事の人の休憩時間)

朝4時に出発しようとしたが、寝坊で5時に出発!

畑薙橋を過ぎ中ノ宿吊橋を越えたあたりで、大規模崩落で道が寸断!
まだ崩落してそんなに時間が経ってないのか、土の匂いがする。
越えるか悩んだが、まだ出発して1時間も経っていないまだ辺りは
薄暗いのにここで撤収はないだろうと、崩落現場を越えて行く。

通る時、風でまだ小さな小石が上から落ちてきて怖かったが、何とか通過・・・

赤石ダムを過ぎた辺りからは今度は林道に雪が!

<赤石ダムトンネル手前から>


北斜面は雪が全然融けていません。
日が当たるところと、天国と地獄くらいの差があります。

<赤石沢から赤石岳>


椹島手前の赤石沢から赤石岳が見えていました。
天気は予想どうりだが・・・

<滝見橋を過ぎた林道>


ここまで2時間半オーバー、この先この雪だと自転車には乗れないので
歩きだと、二軒小屋まで3時間コース
悩んだが、往復を考えると無理!!ここで断念・・・

とりあえず2年振りの椹島へ

<登山基地>


冬季小屋も新しい外壁になっていた。
小屋内もきれいな畳と薪ストーブの炭の臭いがして良かった。

<百周年記念写真館>


白旗史朗氏の写真館も初めて見る。
営業中に来て写真を見たい。
軒下で2回目の朝食をしてこれからどうするか考える。
このまま、収穫ゼロでは帰れないので椹島から鳥森山へ行くことに!
ここは聖岳と赤石岳が見れるポイント

<鳥森山から上河内岳>


椹島から1時間 標高1570.7mの鳥森山
高低差470mを登る。

<聖岳>


雪山がまぶしい。
写真もうまく撮れない。

<赤石岳>


暖冬とはいえ3000m級はしつかり雪が付いています。
早く行ってみてー

今回、敗退したがこの景色に差引ゼロかなー

あとはゆっくり帰るのみ。
林道の雪も緩みMTBでも走れるようになり気分が良い。

<赤石ダムへ流れる上河内沢>


水がきれいです。

<問題の崩落現場>


完全に道路寸断です。
反対側の道が見えません。
ここを越えるとは・・・

<赤崩>


近くで見ると巨大な赤崩れ
この辺まで来ると春を感じポカポカ陽気にー

今回も無事に帰ってこれて良かった。

10年振りの仙丈ヶ岳 2日目

2008-09-14 09:14:58 | 南アルプス
9月13日(土) 仙丈小屋~仙丈ヶ岳~地蔵尾根~田城高原林道 1泊2日(山小屋泊)
      2日目 所要時間 ご来光カールめぐり1時間20分+3時間30分



山小屋宿泊者は9人、明日は50人位いるそうですが山小屋素泊まりは荷物が軽く
出来るメリットはあるが絶対イビキをする人がいるので熟睡できません。

19時から寝ているので休養は十分とり、4時20分起床 ご来光を見に仙丈ヶ岳へ

まずまずの天気かな・・・

小屋から時計まわりに仙丈ヶ岳へ
10分ほどで富士山が見れる分岐に到達するので寝坊した人はここからでも
十分日の出が見れます。



富士山と北岳なかなかの2ショット



鳳凰三山の少し北側から日の出しました。
今日は日が出た時がいちばん空が赤く染まりました。



大仙丈カールもチェック!山スキーで滑れるか?!斜面は下部の沢は・・・
今度は雪のある時に・・・



”影”仙丈ヶ岳 早い時間ならではの現象

いい眺めだーと絶景を楽しんでいたら、山小屋のオヤジさんが鐘を鳴らして
朝食の準備出来たの合図!

私には関係ないが、寝袋そのままにしてきたので私もそろそろ下りる事に!




光と影がいい感じに山を照らす。
この非日常的な感じが私にはたまらなく新鮮でえーな!



山小屋に戻り私も朝食を食べて撤収、出発準備、

朝の早い時間に仙丈ヶ岳に登るならやっぱりこの山小屋を利用するのが
ベストかなー

夕食、朝食に味噌汁を頂いて山小屋のオヤジさんにはお世話になりました。



小屋を7時に出て下山開始!
天気が気になるが早朝より雲が多くなってきた。雨が心配・・・

地蔵尾根分岐から30分間は稜線を下りダイナミックな眺めを見ながら下山できます。



中央アルプスも見ながら下山できるし、地蔵尾根コースなかなか気に入りました。



一番ひどい倒木地帯
これをまっすぐ進まなければならない。
中盤のなだらかになった所ではアレと道迷いになりそうな場所が有り
落ち着いて探せばすぐ見つかりますが。



田城高原林道分岐下山の終盤はこんな感じのなだらかな巻き道を行く
3km以上続く(長いです。)



到着! 林道分岐 私のジェベルがありました。

頑張れば日帰り出来る山をバイクで来て交通費を浮かし素泊まりして荷物を軽くし
1泊2日にして午前中に下山するならバイクで来るのも楽しいかなー

R152はバイクで快適だったが、家に近づくにつれて暑くて疲れがどーっと
でました。家に着いて嫁の一言が目がヤツレテいる。
相当疲れていたようですが、バイクを洗い山道具を手入れ・・・
これでまたすぐに出かけれる。

十年振りの仙丈ヶ岳1日目

2008-09-13 23:02:31 | 南アルプス
9月12日(金) 田城高原~地蔵尾根~仙丈ヶ岳1泊2日(山小屋泊) 
      1日目 所要時間 5時間15分+散歩



3000m級登山に初めてのバイクアクセス
前日に休みを取り、仙丈ヶ岳の地蔵尾根おすすめ情報から決行!

5時間ほど寝て朝出発! 林道のがけ崩れもあり時間が掛かり
田城高原の林道奥までバイクで入り10時過ぎに登山開始
(標高1800mくらいまで上れる!)



三角点を過ぎたら松峰の南側をほぼ平行の巻道を登る。
(この辺りはマーキングがたくさん有り道迷いは心配ない!)



出発して1時間30分 松峰小屋分岐に到着
100mと書いてあるが降りる気になれなかった。



登山道にビッシリ苔が生えていて踏み場に困るくらいです。



地蔵尾根は地蔵岳の北斜面を巻いて登る。
倒木に苔が生えて新しい木(かなりの年月の木だが)が元気に伸びるこれこそ森・・
静かな森の登山道です。



登り始めて2時間半!(南アルプス 塩見岳も見えています。)
やっと展望台に到着、今日は天気が良いー 休みを取って
飛び出して来てよかったー



地蔵岳を振り返り中央アルプスもこの通りのパノラマ



展望台からは鋸岳も見れます。
疲れを忘れさせてくれる場所です。



まだ先は長いがー
この辺りで睡魔が襲って来て、立ちながらウトウトしていました。
(今日は体調が悪いかと思ったが、ただの眠気でした。)



振り返り峰がいくつもあるが、登山道はピークの山を巻いてくるので
思ったほど辛くはない。



ここまで上がれば後は勢いでドンドン登れます。
展望が良いと疲れを忘れます。



甲斐駒ヶ岳と丹渓新道の馬の背



10年振りの仙丈ヶ岳
ぼろぼろの避難小屋が無くなり立派な小屋が・・・
10月の3連休にテント泊で来て初雪に降られて避難小屋に
テントを立てて寝た覚えがあります。



少し色付き初めています?!



富士山と北岳を見に散歩!小仙丈尾根の分岐付近で
今回もライチョウと遭遇



分岐からの展望!!
鳳凰三山も見れて、富士山、北岳、間ノ岳。最高の場所です!!!
一人でこの場所に数10分間も・・・

このあとは小屋に戻り、ビールとつまみで一人乾杯
みんな夕食を食べてる横で小屋のオヤジさんがテレビの前でやっていいよー
素泊まりなので、いつものラーメンを作る。
美味しく食べて7時消灯 睡眠不足なので明日に備える・・・・グーzzzz寝る

2日目につづく