5月15日(金) 富士山須走口5合目から八合5勺まで 行動時間 6時間50分
御殿場の最高気温15℃ 天気 晴れのち曇り
赤-登り 青-滑り 手書き
出張がひとまず終わり戻って来たので有給をもらい20時くらいに家に帰って来て
山の準備!
富士山なので高所に慣れないとと思い5合目で寝ようと思ったが途中高速の
PAで3時間くらい仮眠を取ってしまい須走り口の5合目に付いたのは4時過ぎ
<日の出前の山中湖>
この写真を撮って日の出を待たずにまた寝てしまった。
気が付いたら6時前軽くパンを食べて出発
<5合目駐車場から富士山>
同じ時間に3人組のおじさんパーティーと一緒になった。
少し話をしてここのルートの情報交換をして途中で追い越した。
<ブルトーザー道>
駐車場から1時間弱はブルトーザー道で真っ直ぐ富士山へ向かう。
ブルトーザー道スキー靴が汚れるがそんなに苦にはならない。
雪が繋がっていれば一番だがゆっくりウォーミングアップのつもりで・・・
<大斜面目前>
雪が付き出したら幻の滝の沢に入り雪の大斜面へ登って行く。
今回の登りのスタイルはスキーシールにスキーアイゼンでどこまで登れるかチャレンジ!!
2800m付近までは日が出て朝まで雪面は0℃以上でスキーシールで全然問題ない。
これなら頂上を目指すルートもまっすぐ山の真中の岩場が少し見える尾根の
最短ルートで登ったが・・・
<3000m付近から>
3000mを越えると高度感があり飛行機から撮った写真のようだ。
この辺りから雪が固くアイスバーンになって来た。
スキーアイゼンは意外とアイスバーンには喰いつき滑る感じはしない。
睡眠不足もありペースが全然上がらない。
風も強くなってきて突風が吹いたらと思うと直登ルートだと滑落しそうなので
須走口の登山道へトラバースこの時、斜滑降見たいに歩くのでスキーアイゼンの
喰いつきが悪く危うく滑落する所だった。
これでモチベーションが下がり頂上に行ってもアイスバーンなら満足がいかない
滑りで頂上から下りてきても時間がもったいないので八合目5勺の御来光館の屋根で止めた。(3455m付近)
どうしても頂上に立たないと気が済まない方ではないので・・・
<御来光館から頂上>
頂上まであと1時間弱くらいかなー
ここまで来てとも思うが、突然決めた富士山なので無理はしなくても
今回この大斜面を確認できただけでも得たものは大きいと思う。
今年はまだ雪が豊富なので再チャレンジも可能だが・・・
<吉田口の斜面>
吉田口の登山道方面も下まで雪が繋がっているが雪はクラスト
この日は12時過ぎに滑ったが3000m付近まではガリガリアイスバーンで
エッジがガリガリイって滑った。
<パーフェクト斜面2700m付近から上>
がしかし3000mより下界はパーフェクトザラメに近かった。
快調に滑れた。
<急変の天気>
滑りに酔いしれて上を見ていると下から雲がモクモクしてきて
あっという間に駐車場方面が見えなくなった。
おー待て待てブルトーザー道を目指して下りて来たのに下山ポイントが分からなく
なってしまった。
10分くらい待ったが雲が切れる気配がないのでイチかバチか勘で下りていったら
正解でした。
目標物がない場所でのガスは本当に怖い。
今回は地図とコンパスを持参していたので迷っても何とかなったとは思うが
富士山の天気は変わりやすいので気を付けないと・・・
昨年の秋に下見をした甲斐があり途中まではスムーズに行動できたのに
雪の状況があまりよろしくなかった。
頂上3700付近では下界の気温が25℃くらいにならないと雪面は
0℃以上にならないかなー 新雪あとなら気温が低くても問題ないが!
いろいろリサーチして富士山でスキーを滑るなら須走口が一番?!
良い斜面なのかーまた来たいと思える山です。
初めて登った山!富士山、富士宮口から登った時のイメージ
岩だらけの単調な登山に富士山は登る山ではないと思ったが須走口は
樹林あり沢あり岩場ありの変化があるので楽しいと思う。
今度は夏にでもリベンジで頂上へ立とうかなー