次女の通う幼稚園、幼児生活団では自分でできる事は自分でできるようにするというのが教育の指針。
元々、詰め込み教育に疑問を感じた創設者が、勉強の事をきちんとしていても、生活の事をできていない子ども達が多いのを見て始めたのが創設のきっかけだったとか。
私も、自分が受けて来た公教育でどこか違和感を感じるところもあった。
また、ここを見学に行った時、なんか言語化できない琴線に触れるものがあって、ここを選んだのでした。
年中(5才)にして週2回の通園と言うと、たいてい驚かれる(ま、それ以上に引かれたり、心配される)けど、私も最初は周りの意見でブレる事も多かったけど、今は心配していません。
毎日幼稚園行ってなくて、生活習慣がつくのか?と言われる事もあるけど、上の子の時、毎日行ってたけど、毎日わー、いそげーとバタバタするだけで、生活リズムが整った感はありません。
(あ、別に他の幼稚園がどうこうじゃなくて、私はできなかったという事です。)
でも、ここに来て、早寝早起きするには、まず寝る時間、それが結局どこから来るかと言うと、夕食時間が要と気付いたり。
子どもをどうにかしようという小手先じゃなくて、結局家族全体で家庭や生活を良くしたいというところにつながったり。
毎週、お励みと言って、今週はこれを励むというのを持ち帰り、家で励みます。
生活団で励もうと言われた事はこなそうとしてるんだけど、形から入ろうとしてるなーという自分に気付きました。
他のご家庭で、こういう方法がうまくいったというのを聞けば取り入れたくなる。
まじめな性格なんです。
でも、そこにこれならうまくいくんじゃないか、きれいにできるんじゃないかという感じでやってるなという自分がいるのに気付く。
励み表も、ウォールポケット作って一目で見れるようにしてたら分かりやすいと教えてもらった。
じゃ、それを作る。
確かに、前、折り畳んでクリアファイルに入れて親が出して来るよりは子どもが見やすくなった。
で、子どもが使ってみて、励み表、自分で出し入れしてるか?
そうだ、子どもがクリップは留めれないと言って、私につけてと言っていた。
自分でできるようにとしてるつもりでも、まだまだ子どもの意見を聞いてないなーと気付く。
例えば、帰ってからのコートかけ。
階段下収納にすっぽりきれいに収まるからと私はハンガーラックにかけたい。でも、子どもが自分でかけてるか?
ハンガーにかけても落ちて来るから、「かけてー」と言われてた。私もそんな手間でもないからかけてあげてた。
でも、これが忙しくなったら同じ事をするのがめんどくさい。
他の母の話を聞いてたら、帰って来て子どもがどこを通るか、どんな方法なら自分で仕舞えるか、そこを観察した上で子どもと相談して決めている。ポールハンガーがいいのか、フックがいいのか、そんな1つ1つに正解はなく、子どもによる。よその家庭でうまく行く方法が自分の家庭で当てはまるとも限らない。自分の家庭に合った方法を工夫する。
生活に関する事は永遠のテーマ。
そんな風に1つ1つ向き合うって面倒くさいかもしれない。
時間は結構かかる。
でも、できるようになったら早い。
その行程をすっとばして、気付けば今楽を自動選択してる。
先生いわく、「子どもがやる気になっている」、「生活団からの投げかけ」、「母が子どものやる気に気付いて、応援する」、それが三位一体となるといい。
私、「できること」に気取られてたな。
できるようになる事に視点を置くと、うまくいってる人のケースを見て、それをしようとする。
大切なのは、子どもが「気持ち良く過ごせること」。子どもの気持ちを考えた上で、できるようにする手助けをするって視点が抜けてたなー。
で、こういう事が気付ける生活団、本当入って良かった。
(1/21FBに投稿)