こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ8 B面 1982.6

2021-07-10 19:00:00 | 音楽帳


B面
1/カン「ゴモラー」

・この曲を初めて聴いたのは1981年11月。カンとして1曲目に知った曲だった。
微細な揺らぎのフレーズの中にとどまる心地良さがクセになり、催眠のようなこの曲を知った当時、毎日毎日繰り返し聴いていた。
クロスオーバーイレブンで再び放送された1982年6月。この曲にはどうやら4分モノと5分モノがあるようで?
カンのどのLPレコードにどのヴァージョンが入っているか調べるのに苦労した。
原曲は1974年発表の「Limited Edition」に収録されている。
この曲を含むアルバムを聴こうとした結果、90年代に入って編集盤「Unlimited Edition」のCDをジャニスで借りて、カセットテープに録音したものを聴いていた。
ジャケットデザインに、YMOの「増殖」をつい想起してしまう。




2/細野晴臣「最後の楽園」
3/山下達郎「ノスタルジア・オブ・アイランド」
  (Part 1) バード・ウィンド
  (Part 2) ウォーキング・オン・ザ・ビーチ

・アルバム「パシフィック」収録。細野さん、達郎さんの名曲。これを聴くと「夏やなぁ~」と思う。
「最後の楽園」は、幸宏がドラム、教授のシンセ・ピアノで参加。教授は「ノスタルジア・オブ・アイランド」の方にもシンセで達郎さんと共演している。
「ノスタルジア・オブ・アイランド」は9分を超える二部構成だが、その長さを感じさせない。


4/デュラン・デュラン「セイヴ・ア・プレイヤー」
5/デュラン・デュラン「ザ・ショーファー」

・2枚目作品「リオ」B面、アルバムのエンディングに向けたスローな2曲。
1980年に現れたムーヴメント「ニューロマンティック」。
その代表格バンドはヴィサージだったが、それから約40年、結果的にニューロマンティック勢の中で一番最後まで生き残ったのはデュラン・デュランだった。

この1982年はデュラン・デュランに限らず、ヴィサージ、スパンダー・バレエ等各バンドが2枚目のアルバムを発表した年。
その中でもデュラン・デュランの作品「リオ」は、メロディアスで分かりやすくポップな曲が多いアルバム。捨て曲が1つもないLPとして突出しており、多数のシングルヒットを飛ばすことになった。その分かりやすさは、まるでジャニーズのようにヴィジュアル的に映えたメンバーのルックスの良さもあって、このアルバムはイギリスのみならず、海を渡ったアメリカで大ヒットする。「ブリティッシュ・インヴェンション」と呼ばれるムーヴメントにつながり、1982~1983年にかけてビルボートトップ10の半分以上がイギリス勢という異常事態にまで発展していく。

「セイヴ・ア・プレイヤー」のシンセサイザーの揺れるフレーズには、明らかなYMOの影響が投影されている。




メイン・ストリートの角の壁に
もたれている僕を見かけたきみ
きみの窓枠に街のライトがまばゆく輝く
独りでいても退屈なだけ きみはスリルを求めてる
どうすればいいのか きみは充分心得てるね

今 僕に祈りを捧げないで
明日の朝まで大切にとっておいて
今 僕に祈りを捧げないで
明日の朝まで大切にとっておいて

内部深く吹くそよ風を感じるかい?
井戸を覗いてみるといい
炎に染まったこの世界が見えるだろう
思いきってやってみるんだ
(夢想家たちが他の道を見つけられないように)
夢を追うことはない ただ今日(いま)を生きるんだ

美しく伸びていく道
僕は肌に浸みこんでいる旅への誘惑を抑える
なぜかは聞かないで
僕は約束どおり 氷を溶かしてみせよう
きみが踊りたがっていたから
僕はきみにダンスを申し込んだ
でも 心のどこかで恐れていたね
それを一夜限りの恋という人もいるけど
僕らにとっては楽園なんだ

祈りは明日の朝まで大切にとっておいて
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