■Mari Wilson & Tony Mansfield 「Wonderful To Be With You」1983■
このマリ・ウィルソンの「ワンダフル・トゥ・ビー・ウィズ・ユー」を初めて聴いたのは、1983年当時、ニッポン放送の火曜深夜1時からの「高橋幸宏のオールナイトニッポン」だった。
彼のバンド「ニュー・ミュージック」を知るのは、1981年の「坂本龍一のサウンドストリート」での「While you wait」。
コアな音楽好きの人だけには「すんばらしい」という音楽だったが、「世間」は知らなかった時代。
幸宏の名盤「ロマン神経症/ニウロマンティック」は、トニー・マンスフィールド抜きでは成立し得なかった。
彼が創る音楽には、夢があった。
この「ワンダフル・トゥ・ビー・ウィズ・ユー」を聴くと、明日なんかどーでもいい、と思うくらいに、夢の世界にいざなわれてしまう。
温故知新、なるコトバがあるものの、わたしのような音楽老年には、未だに当時の夢へのドリーミーな回路がある。「故」なる死んだものではなくて、永遠。
そのせいで、まだ月曜日の夜中というのに、孤独に一人の自室で舞い踊っていた。
高揚して・いい気になっているうち、寝るのが3時半になってしまった。
今夜は、早く寝なきゃ持たない。
ゴミ・スクラップ・ブック(制作途中)